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とあるの世界で何をするのか
第二話  取り敢えず、現状確認
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力だ。

 俺のパラメーターは世界を転移するたび初期値にリセットされるのだが、今回は年齢が低めということもあってパラメーターも若干少なめだった。それを、俺が毎回設定している基本値にして、体の動きなどを色々確認してみる。体が小さい分の違和感はあるが、ちょっとしたケンカ程度の戦闘なら問題ないだろう。なお、俺の基本値は一般人の平均の10倍程度に設定してある。といっても、例えば握力の一般平均が60kgとして、俺が600kgを出せるというわけではなく、せいぜい100kg程度のものだったりするのだ。つまりパラメーターが10倍であっても出力が10倍になるわけではないということで、そこそこ鍛えた人並みの強さくらいにしかなってないのである。

 次にようやく魔法に関しての確認だが、この場でドラグスレイブ級の魔法をぶっ放すことなど出来るわけもなく、アクアクリエイトやらライティング辺りで試してみる。ほぼ思ったとおりの水の量だったり明るさだったりしたので、この世界において魔法の威力はいつも通りでいけそうである。ついでにレビテーションも使ってみたが普通に浮くことができた。なお、魔族の力を借りて使う魔法が違う世界で使えるのかという疑問は、これまでの世界ですでに実証済みなので、多分この世界でも使うことが出来るだろう。

 ついでに言うと俺が使える魔法はスレイヤーズ世界の魔法だけではない。ドラゴンクエスト風やファイナルファンタジー風の世界にも何度か飛ばされていて、ドラクエの魔法もFFの魔法も取り敢えず使えるようになっているのだ。しかし、飛ばされた世界がドラクエやFFの何作目なのか分からなかったし、もしかしたらアニメ化や漫画化された作品の世界だったのかもしれないのだが、名称は確実にドラクエやFFの魔法だった。また、ドラクエやFF以外にも、いくつかのRPGっぽい世界で魔法を習得している。

 魔法の次に確認しておかなければならないのが空間操作だ。空間操作というのは文字通り空間を操作する能力なのだが、これが結構使える力で使い道はいくらでも存在している。例えば瞬間移動が出来たり、どこぞの猫型ロボットの出す扉状便利道具のような離れた空間を繋げることが出来たり、同じくどこぞの猫型ロボットが便利道具を収めてる場所のような収納も出来るし、擬似的なバリアを張ることも出来る。取り敢えず、簡単な空間転移を確認して、特に問題ないようだったので作成空間の中身を確認した。

 作成空間というのは俺が作り出した空間のことで、作り出したサイズの分だけ収納が出来る空間である。今までにいくつもの空間を作成してきたし、新たな空間を作成する事だってできる。しかも、その空間内の時間の流れすら調節できるのである。そして、この空間に入れておけば次の世界に持ち越しが出来ているので、寝る前には俺の持ち物をこの空間に入れ
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