入学
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机に突っ伏す瞬間?────アリアが太もものホルスターに手をのばし、ガバメントを取り出すのが見えてしまった......
アリアのガバメントが轟音を唸らせ、窓のフレームや壁に新しい傷をつけていく。理子は弾が横をかすめたのか、バンザイしたまま椅子にヘナヘナと座り込んでしまった。
アリアは顔を真っ赤に染めながら、クラスメイト全員を睨みつける。
「れ、恋愛なんてくだらない!!覚えておきなさい!!そういうことを言うやつには、風穴あけるわよ!!」
最後に天井に発砲し、クラスメイト全員を黙らせてしまった......
☆☆☆
昼食時、俺とキンジ、武藤、不知火の4人で食堂に集まり世間話をしていた。ネタは俺達とアリアの出会いだ。
「つまり、京条君と遠山くんは神崎さんに助けてもらって、爆発のせいでスカートのホックが壊れてたからベルトを貸してあげた、と?」
「はい、そうでございます。嘘、偽りのない真実でございます」
「まるで小説やアニメのような世界だね! 遠山君と京条君は神崎さんを大切にしないと」
いやそもそもこの世界……言ったらロリ神様に怒られそうだからやめておこう。
すると、脳内でロリ神様の声が聞こえた。
『おい! ロリ神まだ言うか?? 君には天罰を与えなければならないようだね……』
(ロリ神様、ちょっと話したいことがあるから今は引っ込んどいてくれ)
『後で天罰だ。覚えておけ』
天罰なら俺の前に座り、仏頂面をしている武藤にやってくれ。
武藤はキンジのほうをジッ〜、っと見ながら忌々しそうに呟く。
「なあキンジ、お前白雪さんもいながら神崎さんまでとるのか?? 俺の白雪さんを返せ! 」
「しつこいぞ武藤! 白雪をとったつもりもないし、神崎にだって追いまわされてるだけだ! 」
「嘘つくんじゃねえ! 今朝の会話のこともあるだろう! 」
「あれはデマだって言ってるだろ! 」
ややこしくなりそうなので不知火にこの場を預け、俺は食堂から出る。
人気のない場所まで行き、そこにあったベンチに腰掛けた。周りに人がいないか確認し、ロリ神様を呼ぶ?が、直後に体の内側から焦げるような衝撃が襲ってきた。
(電流やめろよ! 痛いから! もう少し威力弱めてくれ! )
『君がロリロリうるさいからよ!!それで?話したいことはなに?』
(俺の思ってることがお前にダダ漏れだろ?そこで、だ。電話みたいに許可した時に繋がるっていうのはどうだ?)
この世に産まれてからこの瞬間まで!!俺が何を考えてたのか、ロリ様にダダ漏れなのだ。プライバシーなんてなかった。
『確かに。君のゲスい考えが流れ込んでこなくなるのはと
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