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夢幻水滸伝
第百七十四話 中国の者達その四
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「二年C組です」
「そやねんな」
「まあ広くて人の多い中国で日本で同じクラスになる」
 巴とお互い笑って顔を見合わせて話した。
「それも縁ですね」
「そやな」
「そこは」
「縁は大事にして」
 鋭い目だが目の光は優しい、それが白だった。やや茶色がかった髪の毛は上の部分を伸ばしそして顔は痩せている。背は一七〇程で痩せた身体だ。水着はかなり黒に近いグレーのトランクスのものだ。
「やっていくべきですわ」
「人と人のそれはな」
「そうですね、それで拙者は」
「ああ、クラス何処や」
「二年D組です」
 そこだというのだ。
「それでアーチェリー部です」
「あっちの世界で弓兵でやな」
「こっちの世界でも」 
 笑って話した。
「そうですわ」
「そやねんな」
「これから宜しゅう頼みます」
「こちこそな」
「ほんまそれぞれで」
 張も言ってきた、面長で黒髪は短く目と口はかなり小さい。眉は細く短く額がやや広い。背は一六七位で中肉だ。青のトランクスの水着だ。
「おもろいですね、世の中」
「個性があってな」
「それぞれで」
「ちなみにわっちは工業科の二年C組で」
 張は中里に自分のことを話した。
「そしてです」
「部活は陶芸部です」
「そっちか」
「いつも回して焼いて回してます」
 つまり陶芸をしているというのだ。
「楽しんでますわ」
「それはええことやな」
「ほんまにそう思います」
「僕は二年E組です」
 曹はこう言った、背は一七三位でがっしりした体格だ、目がやや切れ長で鋭利な感じだ。長方形の顔で黒髪は左右を刈って上を伸ばしている。眉は太く水着は黄色のトランクスの水着で上は白のシャツだ。
「それで部活は野球部です」
「ポジションは何処や」
「ライトです」
「そこか」
「肩が強くて守備と足もそれなりやからと」
 そうした理由でというのだ。
「そっちです」
「それで打順は」
「まだ控えなんで」
「それでか」
「はい、一応ベンチに入れてもらってますけど」
 それでもというのだ。
「六番になることが多いです」
「六番ライトか」
「守備を基本に言われてます」
「そやねんな」
「中国では最近になって野球が普及しまして」
 ここで言ってきたのは花華だった、背は一五六程でたた切れ長の黒い目だ、黒髪はツインテールにしていて胸は少し小さな感じだ。見れば尻の形がいい。黒と赤のチェックのビキニが目立っている。
「やる人も増えていってます」
「これからやな」
「そうです」
 まさにとだ、花蓮は中里に話した。
「ちなみに私は商業科の二年B組です」
「自分はそっちか」
「石川っちや純奈ちゃん、マリアちゃんと同じクラスですね」
「そやったな」
「楽しくやってます」
「それは何より
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