暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第百七十四話 中国の者達その一

[8]前話 [2]次話
                第百七十四話  中国の者達
 羅が南洋組と分かれた一行に言った。
「次はラーメンのコーナー行こうか」
「そこにうちの連中がおるわ」
 施も話した。
「中国の面々がな」
「そうか、何かな」
 中里は二人の言葉を聞いてこう返した。
「中国でラーメンやとな」
「お約束やな」
「そう思うな」
「ああ、まさにな」
 二人に笑って話した。
「そう思うわ」
「まあ中国にああした麺ないけどな」
「日本のラーメンはな」
「こっちは拉麺や」
「またちゃう麺や」
 二人で中里に話した。
「麺がちゃうからな」
「拉麺は言うなら素麺の太いもんや」
「中国には色々麺があってな」
「確かに坦々麺や海鮮麺はある」
「けどあれは日本の料理や」
「中国の料理とちゃうからな」
「それはわかってるわ」
 芥川にしてもというのだ。
「僕もな、けどな」
「イメージやな」
「それで言うんやな」
「中国やと麺類でな」
「その代表がラーメンやな」
「ああ、それで言うたんや」
 中里は二人にこの時も笑って話した。
「そうな」
「成程な」
「そういうことやな」
「そや、ほな今からやな」
「そっちに行こうな」
「うちの面々のとこにな」
 二人も中里に応えた、そうしてだった。
 一行はラーメンコーナーに赴いた、途中水着姿の美女達や様々なプールがあった。トウェインはそういったものを横目で見て微笑んで述べた。
「やっぱりプールにおるとな」
「醍醐味があるな」
「水着とプールや」
「色々な、な」
 芥川にも話した。
「ほんまにな」
「そやな、まあジロジロ見るとあかんけどな」
「水着はな」
「それはアウトや」
「目に入ることは仕方ないけれど」
 シェリルは笑って話す二人を少しジトとした目で見つつ告げた。
「けれどね」
「それでもやな」
「まじまじと見たら」
 そうしたらというのだ。
「あかんでしょ」
「そやから目に入ることをな」
「醍醐味というのね」
「そや」
「まあそう言えば私もね」
 シェリルもというのだ。
「目に入るわ」
「そやな」
「男女おるしな」
 プールにはとだ、メルヴィルは話した。
「そっちもやろ」
「オーストラリア人の主食は羊よ」
「肉食ってことやな」
「実際はお野菜や果物もよく食べるけれど」
「ほんまに羊よお食うしな」
「基本肉食で」
 性格的にそうだというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ