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あの、忌まわしきドアブレイクから1週間の時間が流れた。
未だに我が城には門が存在しない。どうやら俺に対する家族の信頼が蔓落とし宜しく急降下した事に対する処置なのだそうだ。プライバシーの侵害どころの騒ぎではない。
プライバシー?なにそれ?おいしいの?
「このままでは、俺のプライベートな世界が本当に無くなってしまう。」
更に言えば、あれ以降姉と妹は俺と口を利いてくれていない。精神的に疲弊しまくりだ。
「だが、しかーし。待ちに待ったこれが俺に明日への活力を与えてくれるのだ。」
その手には1万本限定先行発売のSAOのソフトが2本ある。この日の為に態々休みを取っていた親父と徹夜組として並んで買った物だ。
1本は勿論自分用で。もう一本は、両親が今後のナーヴギアの販売の方針等を検討する為に、仕方なしに購入した物だ。
ナーヴギアを使用した初のVRMMORPGでもあり、今後、これに類似した物が電器メーカ業界でも売り上げを左右するであろうと言う事から、それらの売りの要素を先方に解り易く伝えるには実際に体験するのが手っ取り早いと言う事で購入された物である。
全国のVRMMORPGプレーヤーに謝れと思う。本気でやらないなら買うな。
閑話休題。
「ふはは、これで俺は現実から逃避できルヴォア。」
はずかしめ無く、部屋で中二病宜しく声を上げていた俺の背中に、あの懐かしき蹴りの衝撃が走る。
またもやベッドの上にダイブした俺は、背中に感じる痛みに顔を顰めながらも、蹴りを放ったであろう人物が居る方向へと視線を向ける。
其処には案の定姉が居た。
がっ、その後ろでドアの端から、顔を半分出した状態で心配そうに俺の方を覗き込む妹の姿も同時に目に入る。
「なんだ?2人して俺のプライベート映像を生で見にきいたったたたい。」
耳を千切れんばかりに引っ張られました。
ひれ伏して謝ったら許してもらえました。
「ほら、桂子ちゃん。」
土下座体制の俺の前に姉に背中を押された妹が少し遠慮気味にとてとてと歩み寄ると、土下座体制で顔だけを上げてる俺を、少し恥ずかしそうに目を逸らしながらも見下ろす。
「あ、あの、お兄ちゃん。」
え!何、この今から告白します的な感じの空気は。困ります、近親相姦なんて困ります。
「わ、私もゲームしたいです。」
告白されませんでした。
暫くの沈黙の後、ベッドの上で胡坐を掻く俺と、部屋のベッドに腰掛ける妹と、俺のパソコンディスクに腰掛ける姉のトライアングルが出来上がる。
「でもな、ナーヴギア自体が15歳以上を対象にされてる物だし、桂子ちゃんはまだ12歳だろ?特に何か有るって訳でもないけど、一様は年齢制限されてる物なんだよ?」
特に断る気は無かったのだけれど、年齢対象外の
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