第四百四十三話 恐怖の克服その十一
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「そうだな」
「そうだね、じゃあね」
「これからも戦っていくでござるよ」
「そしてな」
「うん、最後までね」
「立っていることでござるな」
「確かに楽に戦えているさ」
餓紗喰はこのことは事実だと言った。
「しかしな」
「実際まだまだだからね」
「敵は多いでござるからな」
「だからな」
それでというのだ。
「油断しないでな」
「戦っていくことだね」
「拙者達も」
「ああ、そのことも訓練で泊さん達に教わったしな」
それでと話してだった。
三人でその場で戦っていたがそこでブレンも来て四人で戦った、戦士達は強さだけでなく連携でも戦っていた。
その戦局を見てだった、陽炎は言った。
「戦いは有利だけれど」
「それでもですよね」
「ロイミュードは尽きないわね」
「いつもこうなんです」
西城は陽炎に答えた。
「敵は倒してもです」
「次から次にですか」
「出てきます」
そうなるというのだ。
「これが」
「そうなのですね」
「ですから我慢比べでもあるんです」
「私達の戦いは」
「スサノオとの」
西城はこのことも話した。
「そうなんです」
「そうですか」
「ですから」
それでというのだ。
「幾ら倒しても出て来る状況が続いても」
「音を上げないことですね」
「何時か絶対に出なくなります」
このことは事実だというのだ。
「ですから」
「それで、ですね」
「僕達は諦めないことです」
「最後まで戦うことですね」
「それもまた戦いです」
「そうですか」
「だからなんだな」
今度は花菱が言ってきた。
「俺達今飯も作ってるんだな」
「豚汁出来ました」
柳が言ってきた。
「そちらは」
「ああ、出来たか」
「それにお握りも」
「柳ちゃんもお料理かなり上手になったわね」
陽炎は笑って言った。
「特に最近ね」
「そうですか?」
「ええ、烈火も喜んでるわよ」
「それは何よりです」
「それじゃあ下がってきた人達が来たら」
「食べてもらうんですね」
「豚汁もお握りもね」
そのどちらもというのだ。
「たっぷり食べてもらいましょう」
「お漬けものも用意していますけれど」
「そちらもね」
「食べてもらうんですね」
「そして怪我をしていれば」
その場合はというと。
「柳ちゃんの治癒の能力以外にも」
「お薬や包帯も用意していますし」
「手当をしてね」
そうしたこともしてというのだ。
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