第1試合
【第1試合】 VSグレート・ザ・屍豪鬼(1)
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い、という願望があるのなら……」
ミーノの話が終わる前に、赤い球体は空に向かって、光の柱を伸ばした。そして光は次第に消えていき、ボサメガネ少女の姿が、だんだんと現れてくる。
「んななな、なんじゃい、その格好は!」
「そ、その格好は!? ど、どうなっちゃったのですぅ?!」
グレート・ザ・屍豪鬼とミーノは、人差し指をぷるぷると震わせながら、変身したボサメガネ少女を指差した。
姿を現したのは、筋肉りゅうりゅうな現役バリバリのキン肉マン! ……では無かった。
「え? ど、どうしたの? ……って、え? あれぇ? う、うそぉ! こ、この格好! これってぇ!」
ボサメガネ少女は戸惑いながらも、興奮した様子で、自身の身体を眺め見つめる。
体型も身長も、そのまま。低身な、ほどよい幼児体型の女の子。
しかし、髪の毛には変化があった。髪は赤に近いピンク色に変色していた。
ボサボサであった髪はきれいにまとまり、長さは腰まで伸びている。深紅のリボンでまとめられた、ボリュームのあるツインテール。戦闘時には邪魔になりそうだが、見た目はとてもキュートに特徴的で、とても可愛らしい。
瞳の色は、桃色に近い赤色に変わっている。髪の色とあっていて、髪に負けないくらいに可愛らしい。
そして、着衣にも大きな変化があった。
着ている服は、洋服と言うよりは、コスチュームと言った方が的確である。
スカート丈が異常に短いドレスを着ているが、スカートの下は下着ではなく、レオタードの下部分のようになっている。
フリルやアクセサリーがポイント的にあしらわれているが、動き易さに重点が置かれている活動的な姿である。
全体的に明るい赤色でまとまっていて、指し色の白が精悍さと柔らかさをイメージさせている。
胸元には大きなリボン、そしてその中心にはマッスルジュエルがあしらわれている。
「ま、間違いないよぉ! これは……この姿は……」
その姿は超人と言うよりは、バトルヒロイン系の魔法少女を思い起こさせる格好であった。
そしてボサメガネ少女は、突然に大声を上げた。
「へのつっぱりはご遠慮願いマッスル! マッスル守護天使、キン肉マンルージュ!」
「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
突然に誕生した新種のキン肉マンに、グレート・ザ・屍豪鬼とミーノは驚きに驚き、サプライズドシャウトを豪快に響かせ、その場で固まった。
「キ、キン肉マンルージュ、じゃとお? そんなヒラヒラのフワンフワンのチャランチャランなちんちくりん超人、初めて見るわい。儂は知らんぞ、こんな超人。いったいこやつは、どんな超人の能力を受けついたんじゃい?」
「いえ、これはおそらく……適合者様の心の中のみに存在するスーパ
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