第1試合
【第1試合】 VSグレート・ザ・屍豪鬼(1)
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p、デヴィル・メイキング・プラント結成の時なりぃ!」
そしてグレート・ザ・屍豪鬼は右腕を振り上げた。
「ブラッディ・バンブレ!」
グレート・ザ・屍豪鬼の腕が、赤黒い竹刀へと変化していく。
「喰らえぃ! しごき桜・乱れ咲きの刑!」
グレート・ザ・屍豪鬼が赤黒い竹刀を振り下ろすと、目の前にあった高層ビルがグワングワンと揺れ動いた。そして、急激な振動に耐えられなくなった高層ビルは、激しく震え、まるでビルが破裂したかのように、全てのガラスが粉砕した。
大量のガラス片は、まるでスコールのように、ビルの真下にいる人々に向かって降り落ちていく。
「きゃああぁぁッ! た、たすけてぇ!」
鋭すぎるガラスの刃が、人々に襲いかかる――
その時である。茶色い閃光が、人々の頭上を走り抜けた。そして、大量のガラス片は跡形もなく消え去った。
「また懲りもせずに湧いて出やがったな、悪行超人めが!」
ガゼルのような俊敏な肉体を持つ正義超人・ガゼルマンは、パンパンと両の手のひらを叩きながら、グレート・ザ・屍豪鬼を睨みつけた。
ガゼルマンの足元には、大量のガラス片が山となって積み上げられている。
「ガゼルマンだ! 新世代超人のガゼルマンだ!」
「あのヘラクレス・ファクトリー1期生の主席卒業者、ガゼルマンだ!」
逃げまどっていた人々は、ガゼルマンの登場に胸を躍らせ、歓喜の声を上げる。
「ガゼルマンが助けに来てくれたぞ!」
「悪行超人なんか倒しちまってくれぇ! ガゼルマン!」
「ガーゼールッ! ガーゼールッ!」
いつしか周囲には、ガゼルコールが上がり、沸きに沸きだした。
「万太郎達が不在なのを見計らって現れるとは、見下げた奴だな! しかし運の無い奴だ貴様は! 正義超人軍代表、このガゼルマンが、再び悪行超人を根絶やしにしてやるぜ!」
ガゼルマンは歓声に包まれながら、グレート・ザ・屍豪鬼にドヤ顔まじりの決め顔を向ける。
「シゴシゴシゴッ! よくぞぬかした、新世代超人の鼻たれめが!」
グレート・ザ・屍豪鬼は、再び右腕を振り上げた。
「ブラッディ・バンブレ!」
グレート・ザ・屍豪鬼の右腕が赤黒い竹刀に変化する。そしてその竹刀を、勢いよく地面に突き刺す。
“ビシシィィイイッ”
地面が大きく裂け、巨大な穴が開いた。そして地の底から、リングがせり上がって来た。
「クソ生意気な鹿の子を、この儂が直々にしごきにしごいて、しごき倒し、しごき尽くし、しごき泣かし、終いにはしごき殺してくれようぞぉ!」
リングに上がったグレート・ザ・屍豪鬼は、ガゼルマンを睨みつけながら言い放つ。
「ぬかせ! この落ち武者野郎が!」
ガゼル
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