第一幕その三
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「けれどね」
「それだけでなくてですか」
「お菓子にしても美味しいしジュースにしてもで」
「お酒にしてもですね」
「美味しいね」
そうだというのです。
「本当にね」
「だからですね」
「こうしてね」
ジョッキの中のよく冷えたそのお酒をごくごくと飲んで言いました。
「今も飲んでいるんだ」
「お好み焼きと一緒に」
「そしてデザートだけれど」
最後のそれはといいますと。
「アイスクリームはどうかな」
「アイスクリームですか」
「そう、デザートはね」
「若しかして」
恵梨香はアイスクリームと聞いてモジャボロに尋ねました。
「そのアイスクリームも」
「このお店はアイスもあってね」
それでというのです。
「その中には林檎のものもね」
「あるんですね」
「そうなんだ」
「じゃあモジャボロさんはですね」
「アイスもね」
こちらもというのです。
「林檎だよ」
「そうなんですね」
「バニラもいいけれど」
それだけでなくというのです。
「そちらもね」
「その林檎のお菓子ですね」
「それを食べようね」
「わかりました、ただ」
「ただ?」
「あの、お好み焼きと焼きそばを食べて」
そしてというのです。
「アイスの前に」
「何を食べるのかな」
「このお店たこ焼きもありますから」
だからだというのです。
「そちらも」
「ああ、いいね」
モジャボロはたこ焼きと聞いて目を輝かせて応えました。
「というかね」
「たこ焼きをですか」
「忘れていたよ」
そうだったというのです。
「僕は」
「そうでしたか」
「だからね」
それでというのです。
「ここはね」
「是非ですね」
「そちらも食べよう」
「それじゃあ」
「よくそこで言ってくれたね」
たこ焼きのことをというのです。
「たこ焼きも美味しいからね」
「時々物凄く食べたくなりますよね」
「そうした食べものだね」
「はい、ですから」
「今だね」
「たこ焼きも食べましょう」
こう言ってでした、皆実際にです。
お好み焼きに焼きそばを食べてたこ焼きも食べました、そしてその後でアイスクリームも食べてでした。
皆お腹一杯になってお店を出ました、その後はお化け屋敷やジェットコースターも楽しみました。そしてジェットコースターを降りた時にです。
そこにガラスの猫と木挽きの馬がいました、そうして猫が言ってきました。
「これからグリンダのお城に行かない?」
「グリンダさんの?」
「そう、あの人のお城にね」
こう恵梨香に言いました。
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