暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0027話
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の連中にやられる程弱くはないつもりなんでな。では行くぞ。敵を見逃すなよ」

 アシュセイヴァーのバーニアを噴射し、4人の部下達から離れる。
 そして十分に離れた所で、精神コマンドの加速を使用して速度を上げる。
 3分程森の中を移動していると、モニタに敵の本拠地らしき洞窟の姿が表示された。
 だが、それでも敵からの攻撃は一切無い。
 ……どうなっている? もしかして敵戦力はメッサーだけでバルドングがあるというのはヴィンデルの間違いだったのか?
 そんな事を思った瞬間だった。右斜め前・左右の3方向から同時に砲弾が飛んできたのは。

「ちぃっ!? 火線のクロスポイントか! 加速!」

 咄嗟にアシュセイヴァーのバーニアを全力で噴射しつつ、再度精神コマンドの加速を使用して左斜め前へと移動し、なんとか3発の砲弾を回避する事に成功する。
 前方から砲弾が飛んできた方向を見ると、そこには木々で上手くカモフラージュしているバルドングが潜んでいた。
 だが、既に発見された迷彩は意味が無い!
 まだ加速の効果が続いているのを確認し、その速度のままバルドングの横腹へと接近。
 近づいてくる俺に気が付いたのか、旋回に時間の掛かる戦車砲ではなく取り回しのしやすい機関砲をこちらに向けてくるがその時には既にこちらの射程距離!

「努力」

 忘れずに精神コマンドの努力を使用してバルドングとの距離をほぼゼロにした瞬間、アシュセイヴァーの胸部からファイア・ダガーを全弾発射し、次の瞬間には加速の効果もありバルドングとの距離を空けていた。
 そして次の瞬間にはバルドングの爆散する音と衝撃波が辺りに響き渡った。

「これで3機、だな」

 呟き周囲を見てみると残り2機のバルドングもアルのメガ・ビームライフルと、ボビーのネオ・プラズマカッターで破壊されていた。
 それを確認しつつ、フルストへと通信を送る。

「フルスト、他に敵機は?」
「こちらのレーダーでは表示無しです。ただ、今の戦車も表示出来ていなかったので絶対に安全とは言えませんが」

 さて、どうするか。あの洞窟にいるテロリスト共を尋問してもいいんだが、正直に話すとも思えないし、もし言ったとしてもそれが本当の事かどうかを判断する事も難しい。
 ここはヴィンデルに方針を決めてもらうのが一番か。
 そう判断し、ヴィンデルへと通信を繋げる。

「ヴィンデル、取りあえず敵戦力と思われるものは全機撃破した、と思う」
「思うとは?」
「バルドングが上手い具合に隠れていてな。索敵役であるフルストの機体でも最初発見できなかった。それは取りあえず俺が囮になって撃破したんだが、他にも隠れている機体があるかもしれない。洞窟の中に隠れているテロリスト共なら何か情報を持ってるかもしれないが、どうす
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