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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
女神(あね)と怪物(いもうと)と不幸を願った男の末路
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指示。
怪物の周囲を飛び回る蝙蝠。
銃をかまえる俺。
この銃、DTマグナムにはおっきーの折り紙とリンクする機能がついている。
折り紙蝙蝠達から相手に関するデータ、情報、そして様々な状況がこの銃に送られ、最適な撃ち方を算出してくれる。
その名も
「オサカベ・バットスナイプ!!」
放たれるいくつもの弾丸。
それらは蝙蝠達の超音波を受け、多少の軌道修正も可能。
そして弾丸は全て
「がっ…がああああーッ!!!!!」
突き刺さった武器の柄に全て命中。
つまりはより深く突き刺さったのだ。
「お膳立ては完璧だ!!やれ!!」
「…よし!」
威力は充分、覚悟はとうに出来ている。
陸は全身全霊のキックを、怪物の腹にぶち込んだ。
「あああ!!!ああああああああぁぁぁ!!!!!」
押し込まれる剣。身体中に電撃のように駆け巡る魔力。
「これで…本当に終わりだあああぁぁぁぁーッ!!!!!」
より一層力を込め、彼の全力のキックは身体を貫通。
怪物の後ろに着地し、ワンテンポ遅れて陸のそばに暮馬の剣が突き刺さると、怪物は大爆発を起こした。
「そんな…そんな…そんな!!ありえねぇ!!!こんなのありえるわけが!!ぐああああああああぁぁぁ!!!!!!」
すっげぇ爆発…。
何はともあれ、怪物は倒された。
「終わった…。」
「リク!!」
ふらつく陸。そんな彼に暮馬が駆け寄る。
「やったな!」
ボロボロになりながらも、怪物を打ち倒した陸に暮馬は笑顔でサムズアップを送る。
「…ああ!」
彼もまた、サムズアップを送り返した。
さて、
「ほんと…見るに堪えない姿になったものね…。」
爆散し、無惨な姿と化した怪物。
顔だけになった怪物にステンノはゆっくりと近付いた。
「…■■…。」
「そう。苦しかったでしょうね。でももう安心よ」
微かだが、怪物は口を動かしてなにか喋っている。
苦しかった?まさか…まだメドゥーサとしての意識が残っているのか?
「…。」
「へぇ…そう。」
メドゥーサの声はここからでは聞こえない。
いや、聞かなくていいだろう。
何せ姉妹同士の会話だ。俺らのような部外者が入っていいものじゃねーしな。
「ほんと…可愛くて仕方の無い妹…。」
ステンノがメドゥーサの頬を優しくさする。
するとどこか満足気な表情を浮かべ、怪物だったメドゥーサは灰となり、風に乗って霧散した。
「…。」
空を見上げるステンノに通常の霊基に戻った巴御前が歩み寄る。
「これにて…終焉ですね。」
「いいえ、まだ終わりではないわ。」
振り向くステンノ。
その目が見るのは、そう
「あいつ…!!」
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