第百七十三話 起きた世界での南洋の面々その十二
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
いうのだ。
「綾乃ちゃんはな」
「僕等の棟梁になるべきしてなったんか」
「今思うとだ」
リーは確かな声で述べた。
「紫君以外に我々の棟梁になる人はいなかった」
「自分が言うか」
「戦の時は我々こそがと思っていたが」
中里にそれでもかと話した。
「そのことがわかった」
「そやねんな」
「うむ、ではあちらの世界ではな」
「綾乃ちゃんを棟梁、国家元首としてやな」
「やっていこう」
「そういうことやな」
中里は笑って応えた、そうしてだった。
十人は今は南洋の面々と別れそうして次の場所に向かった。星の者はまだ多く一行が知るべきこともまだあった。
第百七十三話 完
2020・8・8
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ