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夢幻水滸伝
第百七十三話 起きた世界での南洋の面々その九

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「そやからね」
「ほんまにやな」
「もうお酒というかね」
「アルコールやな」
「そのものよ」
 まさにというのだ。
「実際にね」
「そしてそのスピリチュアルもな」
「綾乃ちゃんは普通に飲むのね」
「そや」
「別に飲んでも何ともないで」
 綾乃自身も言ってきた、相変わらず胸が目立っている。日本組の中でもそうだったが南洋組の中にいてもその胸は最も大きい。
「スピリチュアルは」
「そういう娘や」
「化けものね」
「日本ではこの場合はウワバミや」
「そっちね」
「三輪大社の神様や」
 奈良県桜井市の大社である、寝た時に行く世界でも存在している。尚その傍にある天理教の大きな教会も寝た時の世界にも存在している。
「あの神様や」
「蛇神様ね」
「日本にはそうした神様もおるからな」
「まさに八百万の神ね」
「蛇の神様、この場合は仏ですが」
 ブッパースウォングが言ってきた。
「軍荼利明王ですか」
「ああ、あの仏様な」
 スーンも言ってきた。
「八本の腕を持ってるな」
「身体のあちこちに蛇を巻いている」
「あの仏様強いで」
「それもかなりですね」
「五大明王だけあってな」
 そのうちの一仏である。
「魔を降す」
「そうした御仏ですね」
「ほんま強いで」
「蛇は毒がありますが」
「邪悪でもありな」
「神聖でもありますから」
「そうした生きものやさかいな」
 この辺り宗教により、神道や仏教ではそうでありヒンズー教でもだがキリスト教では邪悪の象徴とされている。
「そこはな」
「色々覚えておく必要がありますね」
「実際な」
「それで綾乃ちゃんはな」 
 芥川はまた彼女の話をした。
「ほんまに飲むことはな」
「何処までも入るんやな」
「それで酔うことのないな」
「そんな娘やな」
「そや」 
 こう施に話した。
「こっちの世界でも飲む時はな」
「そのことを頭に入れてやな」
「飲むことや」
「酔い潰れることはないんやな」
「まずな」
「そういうことやな」
「そういえば枢軸の三人も相当らしいな」
 トウェインは彼等のことを話に出した。
「タゴールもエカチェリーナちゃんも」
「それでターリヤちゃんもな」
「どうもあそこはほぼ全員酒豪らしいが」
「あの三人は特に、みたいやな」
 芥川も話した。
「どうも」
「もう幾らでも飲めるっていう」
「そこまでらしいな」
「というか三極星全員酒豪か」
 メルヴィルはここまで話を聞いて述べた。
「そういうことやな」
「要するにな」
「そやな、しかし」
 ここでだ、メルヴィルは。
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