第四百四十二話 炎の忍達その十二
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戦士達は訓練でも汗をかいた、烈火達はライダー達の圧倒的なパワーに全く相手にならない。だが。
それでも訓練を行っていた、その中にだった。
煉蓮もいた、だが。
「ひっ・・・・・・」
「やはりそうなるよな」
ドライブは紅麗を見て怯える彼女を見て言った。
「話を聞くと相当なことがあったからね」
「こ、殺さないで・・・・・・」
煉蓮は紅麗にガタガタと震えて言った。
「私もう何もしないから」
「安心しろ、私も何もしない」
紅麗は煉蓮に静かに返した。
「だからだ」
「安心していいの?」
「もう終わったことだ」
こう言うのだった。
「だからだ」
「それじゃあ」
「戦え」
煉蓮にこうも告げた。
「そして倒せ」
「ロイミュードを」
「そうしろ、私が言うのはそれだけだ」
「おい、訓練するぞ」
烈火が煉蓮に後ろから告げた。
「今からな」
「うん、それじゃあ」
「炎の使い方も格闘もかなりよくなってきたからな」
それでというのだ。
「やっていこうな」
「そうすればいいのね、私は」
「あと学校もな」
こちらもというのだ。
「行くか」
「学校?」
「ああ、そっちもな」
こう言うのだった。
「行くか」
「学校って烈火お兄ちゃん達がいつも行ってる」
「そこにな」
こう煉蓮に言うのだった。
「行くか」
「学校ってどんなところ?」
「行けばわかるさ」
「君はこれまで教育を受けていなかったが」
水鏡も言ってきた。
「そこは徐々に学んでいこう」
「そうしたらいいの」
「小学校の勉強からな」
「まあ名前書けたら入れて卒業出来る学校もあるしね」
風子は笑って話した。
「そこは何とかなるわよ」
「ああ、勉強のことはな」
土門も言ってきた。
「それはな」
「そうよね」
「ちなみに俺達は水鏡以外成績は悪いからな」
烈火は笑って自分達のことを話した。
「勉強のことは聞くなよ」
「そうなの」
「水鏡に聞けよ」
勉強のことはというのだ。
「いいな」
「ううん、お勉強自体が何か」
「またわかればいいさ」
「学校に行けばわかるの」
「ああ、けれど学校に入れる様になるまでな」
入学出来る様になる様にというのだ。
「自分の名前位は覚えていかないとな」
「うん、私頑張るね」
「名前はどうなる」
仮面ライダーチェイサーがこのことを尋ねた。
「一体」
「名前ですか」
「煉蓮は名前だが」
「名字ですね」
「それはどうなる」
「そこまで考えてなかったです」
烈火は気付いた顔になって答えた。
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