第四百四十二話 炎の忍達その八
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「煉蓮さんにとって」
「私としてはです」
ブレンは難しい顔で言った。
「戦うことはです」
「無理ですか」
「酷かと」
こう鬼凛に答えた。
「彼女にとって」
「やっぱりそうですか」
「ですから戦いたくないと言えば」
煉蓮自身がというのだ。
「仕方ないでしょう」
「そうなりますか」
「この戦いは無理強いをする戦いではないので」
「自分で戦うと決めて向かう戦いですね」
「それぞれが」
「だからですね」
「はい、ですから」
そうした戦いであるからだというのだ。
「煉蓮さんもです」
「そうなんですね」
「あくまで彼女次第です」
「戦いたくないなら仕方ないですね」
螺閃も述べた。
「その時は」
「はい、ですから」
「僕達だけで戦うこともですか」
「考えていきましょう」
「まあ今回戦える面子多いからな」
追田が螺閃達に述べた。
「あの娘がいたら確かにそれだけ心強いけれどな」
「それでもですね」
「戦いたくないなら仕方ないさ」
こう言うのだった。
「その時はな」
「そうですね」
「ああ、それで訓練の合間にな」
「休憩も挟みますね」
雷覇が述べた。
「やはり」
「その時にしっかり水分を摂ってな」
そうしてというのだ。
「朝昼晩はしっかりとな」
「食べることですね」
「それは忘れない様にしような」
こう言うのだった。
「絶対に」
「それで今晩は何を作りますか?」
西城は追田に問うた。
「一体」
「鍋にするか?」
「お鍋ですか」
「何か適当に入れてな」
「そう言ったら最悪変なの出ますよ」
烈火は追田の今の言葉に突っ込みを入れた。
「忍ですと」
「ああ、食えるもんを食えってなってか」
「はい、結構忍者ってそうしたこともありますから」
「外で動くこともあってな」
「それで鍋をしますと」
それこそというのだ。
「その辺りにあるものを何で入れて」
「食うか」
「そうなります」
「そうだね、山とか川で捕まえたもの何でも入れてね」
小金井も言ってきた。
「作ったりするね」
「いや、ちゃんと店で買ってきたので作るからな」
追田は食材のことは保証した。
「だからな」
「それでだね」
「別におかしな食材は入れないからな」
小金井にこのことは話した。
「本当にな」
「ほなどんな鍋にします?」
「鮟鱇鍋どうだよ」
ジョーカーにこう答えた。
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