第110話
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かい、到着後はテスタ=ロッサに乗って街道にいる領邦軍にそれぞれ戦闘の停止を”勅命”する事。
2、トワ達Z組の面々やシェラザード達遊撃士達はログナー侯爵の保護の為にエマとセリーヌの転位でザクセン鉄鉱山のコントロールルームに侵入した後、鉱山内にあるルーレと直通しているラインフォルトグループの非常連絡通路でルーレに潜入、そしてログナー侯爵家に突入する事。
3.ログナー侯爵家に突入して屋敷内を探索し、ログナー侯爵を発見した後はログナー侯爵を捕縛し、アンゼリカがログナー侯爵から爵位を簒奪する事。
4、ログナー侯爵から爵位を簒奪したアンゼリカはログナー侯爵討伐の為にログナー侯爵家に突入しているリィン達にログナー侯爵家当主の権限によりノルティア州は連合に降伏する事を申し出てノルティア領邦軍に戦闘の停止を”新ログナー侯爵家当主”として”勅命”する事。
「た、確かにその作戦内容が成功すれば連合とノルティア領邦軍、双方の被害を最小限に抑えられる上、私達の動きを察知してその対策を練っていると思われるレン皇女殿下の想定を上回って侯爵閣下を保護できる可能性は高まりますが……」
「………戦後、ノルティアの領邦軍や貴族がアンゼリカ先輩もそうだが、アルノール皇家の方達に対する”しこり”を残す可能性が非常に高くなるだろうな。」
「しかも”黄昏による呪い”でノルティア領邦軍が闘争に駆り立てられる事で殿下達の”勅命”を無視する所か、殿下達に危害を加える可能性も十分に考えられるな……」
「なるほどね……確かにあの皇女なら、そんなあまりにも分が悪い”賭け”で”相手の立場を奪って皇族の威光を利用するなんてやり方”をアンタ達が実行するなんて考えは今までのアンタ達の事を知っていたら、アンタ達がそんな事をするなんて想定は”アンタ達に対する対策を考える時点で最初から捨てる”でしょうから、あの皇女の想定を上回る事は確実にできるでしょうね。」
トワが説明した作戦内容を聞いたエマは不安そうな表情を浮かべ、ラウラとユーシスは重々しい様子を纏って呟き、セリーヌは静かな表情で推測し
「だ、だけどそんなあまりにも強引かつ相手を陥れるようなやり方は紅き翼のやり方じゃないし……」
「何よりも、アンゼリカ先輩もそうだが殿下達が後にログナー侯達に相当恨まれる事になるかもしれないからな……」
「ま、だからこそ”殲滅天使”の”紅き翼(ボク達)がそんな方法は絶対に実行しないって考え”を覆して”殲滅天使”や連合の思惑を上回る事はできるんだけどね〜。」
エリオットと共に複雑そうな表情を浮かべたマキアスはアンゼリカやオリヴァルト皇子、セドリックを順番に見回し、ミリアムは疲れた表情で呟いた。
「私
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