第110話
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すぐに思いつくなんて、さすがトールズ始まって以来の”才女”とも言われているトワね。思惑を外されて屈辱を味わされる”殲滅天使”達が見物ね。」
「サラ、大人げなさすぎ。」
トワが口にした驚愕の答えを聞いたその場にいる多くの者達が血相を変えている中ティータは驚きの声を上げ、アガットは困惑し、自慢げな表情を浮かべているサラの様子にその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中フィーはジト目で指摘した。
「……だけどトワ。その表情から察するに、私達にとってもそうだが、君にとっても正直実行したくない内容なんじゃないのかい?」
「ゼリカの言う通りだな。いつものお前なら、自信を持って堂々とした表情を浮かべているぜ。」
一方トワの様子を見て何かを感じ取っていたアンゼリカとクロウは真剣な表情でトワに指摘した。
「アハハ……さすがアンちゃんとクロウ君だね。今言ったわたしが考えたログナー侯爵閣下を保護する作戦はログナー侯爵閣下自身を陥れて侯爵閣下の立場を奪う上今回の戦争が終結した後にアンちゃんやオリヴァルト殿下と皇太子殿下――――――ううん、”アルノール皇家”の方達がノルティア州の領邦軍もそうだけど貴族の人達に対する”しこり”を残す事になる可能性が高いし、相当分が悪い”賭け”にもなるんだ……」
「ロ、ログナー侯爵閣下を陥れて立場を奪った上、アンゼリカさんや殿下達がノルティアの州の領邦軍や貴族に対する”しこり”を残す可能性が高い上、相当分が悪い”賭け”にもなるって……」
「………トワ君、その作戦内容とはどういう内容なんだい?」
二人の指摘に苦笑した後複雑そうな表情で答えたトワの答えを聞いたアリサが不安そうな表情を浮かべている中、オリヴァルト皇子は表情を引き締めてトワに作戦の詳細な内容を促し
「わかりました。まずは――――――」
オリヴァルト皇子に促されたトワは自分が思いついた作戦内容を説明した。
トワが考えた作戦内容とは以下の内容であった。
1、ログナー侯爵は内戦に加担した事に対する”処罰”として”ログナー侯爵家当主としての立場の剥奪”並びに、剥奪後のログナー侯爵家の当主はアンゼリカである事をアルノール皇家が決定しており、また”アンゼリカ自身は連合との和解を望むアルノール皇家の意向に応じてメンフィル・クロスベル連合に一端ルーレを含めたノルティア州の統治を預ける事を承諾していた為、連合に対する抵抗を決めてノルティア領邦軍に連合への抵抗を指示したログナー前侯爵のノルティア領邦軍への指示は不当のものであるという理由”で、オリヴァルト皇子がカレイジャスでルーレの領邦軍に、セドリックはメルカバで黒竜関からの援軍とメンフィル軍がぶつかり合っている街道に向
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