第3話 Do i feel lucky?
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応し、俺もキンジたちが入っている防弾跳び箱の所へ身を投げ出すようにして回避する。
凄まじい轟音と共についさっきまで俺がいた場所に、容赦なく音速の9mmパラベラム弾が襲いかかった。
もちろんキンジたちは防弾跳び箱の中に入っているから安全だが……いつまでもつかわからない。
7台ものUZI付きセグウェイが制圧射撃をしてくるのだ。
だが、いつ自分の頭を弾が貫通するかもわからない恐怖感にも負けず、ピンクツインテはガバメントで応戦している。俺もグロック18Cにロングマガジンを装填し、フルオートで応戦する。
仲のいい友人にフルオートでも命中精度が落ちないようカスタムしてもらったおかげで、かなりセグウェイに損傷を与えているようだ。
俺は位置的にはピンクツインテの後ろから撃っているので、しっかりとした射撃体勢がとれていたが、
ピンクツインテはそれが悪かった。それはキンジの顔面に胸を押しつけるような体勢だったからだ。
次第にキンジの目つきは次第に鋭いものとなっていき……
セグウェイは俺たちの応戦が効いたのか体育倉庫の門の前から数メートル離れたブロック塀に隠れてしまった。
「やったか? 」
「一時的に追い払っただけよ。あのセグウェイ、並木の向こうに隠れているけど、きっとまた出てくるわ」
「強い子だ。それだけでも上出来だよ」
「え? 」
キンジはピンクツインテをお姫様抱っこで持ち上げると、ヒョイッと軽く飛び、あのセグウェイどもから死角となる位置にピンクツインテを座らせた。あーあキンジさん、なっちゃいましたね、あのモードに。
「キンジ、あとは任せてもいいか? 今のお前ならあれくらい倒せるだろ 」
「ああ、お任せあれ。それと、お姫様はこんなもの振り回しちゃダメだろう」
歯がグラグラになるような浮いたセリフをピンクツインテに言うと……顔面が蒸発でもするのかと思うくらい赤面していた。純粋ですなあ。
「な、ななななな何言ってるのよ?? 頭おかしいんじゃないの?? 」
「ハハッ、姫を守るなら、俺はなんでもするよ 」
キンジが体育倉庫の扉へと歩いていく。相当自信があるようだな。
今回はどんな方法で撃退してくれるのやら。
「危ない! 撃たれるわ! 」
「アリアが撃たれるよりずっとマシさ」
「あ、あんた何急に言いだすのよ! 何するつもり?? 」
「アリアを、守る! 」
体育倉庫からゆっくりと姿を現し、7台のUZI付きセグウェイに歩いて向かう。
……なんだ? 本当に何すんの? 自殺するんじゃないだろうな??
セグウェイはキンジが体育倉庫から出てきたのを見計らい、七台一気に横に並ぶようにして出てきた。
それと同時に、キンジに向
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