第3話 Do i feel lucky?
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を器用に使って俺たちのところまで滑空してくる。
「おい! 危ないぞ! 」
横でキンジが叫ぶがそんなこと聞きもせず近づいてくる。そして太ももにあるホルスターからガバメントを抜き、
「ちょっとそこのバカ2人?? さっさと頭下げなさい! 」
頭を下げた瞬間にその少女の2丁拳銃が火を噴いた。
水平撃ちが見事に命中し、俺たちに最も近かったUZI付きセグウェイを破壊する。
後ろの残り7台は……なぜか発砲して来ない。ジャミングでもしたのか?
だがジャミングがいつまで持つか分からないので、俺たちを助けてくれた少女に目配せをし……俺の意図が伝わったのか、パラグライダーで俺たちのはるか前方に移動する。
ここで俺たちのすべきことは───
「キンジ! 速度を上げるぞ! 」
「なんで!……ってあれやるのかよ!? 絶対嫌だあああああああ! 」
そんなことを言っている間に少女との距離はグングン近くなっていく。
あっ! その前に言いたいことがっ!
国民的に人気があり、今もその名言は、現実という最前線でも通じるのだ!
「親方! 空から女の、ブハッ! 」
結局言えずにつっこんでしまい……俺たちがいなくなって無人となった自転車は10mほど走った後、強烈な爆発と爆風に体を吹っ飛ばされ、そのまま意識が無くなっていった。
☆☆☆
「痛たたたた……ここどこ? ……あ、吹っ飛ばされて体育倉庫に入った、というわけか」
さて、キンジとピンクツインテでも探すか──って、2人とも防弾跳び箱の中にすっぽりとはまってるよ。それと、キンジさん? なんでピンクツインテの防弾制服の中に顔突っ込んでるの? 絶対ブラジャー見えてますよね? 絶対領域見えてますよね??
わいせつ罪の現行犯で逮捕したいところだが……ちょうどそのときキンジが起きたらしく、防弾制服の中でモゾモゾと頭が動いている。出てきたところで早速尋問開始だ。
だが髪の毛が引っかかっているようで、まだ苦戦している。何回か出ようとしたところで……ピンクツインテが起きてしまった。ピンクツインテは、イヤーッ?? という声をあげながらキンジの頭を制服の中から無理やり出した。
そして顔を真っ赤に染め上げ、涙目で
「こ、ここここの変態! 最低最低最低最低! 」
と、キンジの頭にポカポカパンチをしている。ああ、ピンクツインテよ、かわいそうに。
「この恩知らず! 痴漢! ひとでなし! 」
そろそろ止めてあげようと説得しようとし──体育倉庫の入り口から10mほど離れた場所にUZI付きのセグウェイが止まったのを確認し、その考えは即座に切り捨てる。
「ふせろ! 」
俺の叫びにピンクツインテとキンジは瞬時に反
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