第五百八十九話 シェークスピア劇の本来の姿その九
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「あまりああした運動好きじゃないの」
「そうなのか」
「だってあの人達ね」
フェミニズムの運動家達はというのだ。
「男女同権って言うわね」
「ああ、言うな」
「けれどね」
その実はというのだ。
「女の人は何もしないでね」
「働くのは男だけか」
「それで女の人が一番偉い」
「そうした社会にしたいか」
「そんな主張でしょ」
要するにというのだ。
「一部の極端な人はね」
「そうした人いるね」
ルシエンはプリシラのその言葉に頷いた。
「実際に」
「そうでしょ」
「男女同権って言ってね」
「もう家事とかしたくなくてね」
「女の人はふんぞり返っている」
「何もしないでね」
「そうした社会をって考えてるね」
そうした運動家の人もいるというのだ。
「どう聞いても」
「それでね」
「そんな人は好きじゃないんだ」
「どうもね」
「それでなんだ」
「私フェミニズムもね」
こうした運動もというのだ。
「好きじゃないのよ」
「そうなんだね」
「胡散臭いしね」
「胡散臭いな、確かに」
タムタムも言ってきた。
「そうした人は」
「そうでしょ」
「鹿も中にはいつも運動していてな」
それでというのだ。
「デモとかやっていて」
「お仕事ね」
「それは何をしているって人もいるな」
「あれ最悪ね」
ここでルシエンはこう話した。
「裏にエウロパがいて」
「連合を混乱させようとしてか」
「そしてね」
その考えでというのだ。
「お金を出してみるみたいだよ」
「運動家の生活費もか」
「それも出して」
そしてというのだ。
「それでね」
「そのうえでか」
「そう、そしてね」
ルシエンはさらに話した。
「でもとかの活動資金もね」
「あの連中が出しているか」
「今もそうかはわからないけれど」
「昔はか」
「エウロパ戦役まではね」
この戦争から連合内部のエウロパでの工作活動が殆どなくなった、元々それが発端となったせんそうであるからそれを機に潰したのだ。
「そうでね」
「それでか」
「そう、そしてね」
それでというのだ。
「運動家もね」
「動いていたんだな」
「うん、ただね」
「ただ?」
「最近はわからないよ」
「そうなんだな」
「何か学校の先生とかが」
そうした仕事の面々がというのだ。
「やってるらしいよ」
「学校の授業はどうしたんだ」
「そっちは適当にやって」
そしてというのだ。
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