第二話
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ん? 一応俺は中一なんだけど……。
「フフフ」
紫さんの笑い声を聞きながら俺は風呂場へと向かう。
ふむ……こんな熱さかな。もうちょい薪を入れるか。
「入るわよ」
「あ、はい。外にいますので」
「お風呂〜♪」
霊夢ちゃんが勢いよく五右衛門風呂に入り込む。
「こら、駄目でしょ霊夢」
紫さんが霊夢を叱る声が聞こえる。そういや紫さん、胸でかかったよなぁ。覗きでも……。
「そうそう、覗きでもしたらスキマで何処かに放り込むからね」
「……イエッサー」
先を読まれた……まぁ死なないだけマシか。
その後、紫さん達と入れ替わりに風呂へ入った。丁度いい温度だった事を記入しておこう。
「うにゅ……」
風呂へ入った後、暫く談笑していたけど霊夢ちゃんはそろそろ限界なのか目を擦っていた。
「そろそろ寝ましょうか」
「そうですね。自分は向こうにでも……」
「誠兄も……」
霊夢ちゃんが俺の服を掴んで放そうとしない。
「じゃあ誠君も一緒に寝ましょうか」
「はぁ、分かりました」
紫さんの言葉に俺は頷いて布団を出して紫さんが敷いていく。
「お休みゆかり、誠兄」
「お休み霊夢ちゃん」
「お休み霊夢」
霊夢ちゃんを真ん中に右に紫さん、左に俺が寝る。
「スゥ……スゥ……」
霊夢ちゃんは直ぐに寝始める。そして紫さんは……。
「ぐぁ〜……ぐぁ〜……」
「鼻ちょうちん……だと……」
直ぐに寝てた。いやマジで。てか鼻ちょうちんとか……。
「……まぁいいか」
俺は目を閉じる。そういやことはと孝之ともこんな風に寝てたな……。
俺は睡魔に襲われた。
バキッ!!
「ぐほッ!?」
な、何だ? いきなり痛いんだが……。
「……霊夢ちゃん?」
目を開けると、霊夢ちゃんの左足が俺の右頬に直撃していた。霊夢ちゃん寝相悪いな……。
「……朝か……」
既に外は太陽が上っていた。
「あら起きたのね誠君。ついでに霊夢も起こしてちょうだい。もうすぐ朝食が出来るから」
「はいはい、霊夢ちゃん。朝だよ」
「にゅう〜」
俺は寝ている霊夢ちゃんを揺らす。霊夢ちゃんは目をごしごしと擦りながらゆっくりと目を開けた。
「ぉぁよう誠兄ぃ〜」
「眠そうだな霊夢ちゃん……顔を洗ってきな」
「ぅん……」
霊夢ちゃんは洗面所に向かう。俺は卓袱台を出す。
「さぁ食べましょう」
『いただきます』
顔を洗ってきた霊夢ちゃんも加えて俺達は朝食を食べる。お、沢庵美味い。
「あぁ誠君」
「何ですか?」
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