暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第百七十二話 プールに行ってその十七

[8]前話 [2]次話
「流石に」
「うち等食べるの大好きですし」
「それでなんですけど」
「まあそれはええんちゃいます?」
「ちゃんとお店で買ってますし」
「それでも早いやろ」
 シェリルは悪びれない四人にこう返した。
「やっぱりこの四人はいい加減やな」
「そやから目を離さんことや」 
 芥川はシェリルに話した。
「くれぐれもな」
「そのことが大事やな」
「そや、目を離すとすぐに遊んだり飲み食いはじめてな」
「さぼるからやな」
「絶対にや」
 それこそというのだ。
「そこはええな」
「まあ太宰がおるしな」 
 中里は今も真面目な様子の太宰を見て話した。
「安心出来るやろ」
「何かあればすぐに注意します」
 その太宰も言ってきた。
「お任せを」
「ほなな」
「はい、そのことも」
 こうシェリルに答えた。
「その様に」
「よろしゅうな」
「その様に」
 太宰はシェリルに真面目に応える、そして四人は悪びれず飲み食いに入っていた。それでシェリルはまた言った。
「これだけの図太さはある意味立派ね」
「ああ、何かとな」
 中里はシェリルのその言葉に頷いた。
「ほんまある意味においてな」
「そやね」 
 シェリルはこう述べた、そして十人でかき氷を食べた。


第百七十二話   完


                 2020・8・1
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ