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夢幻水滸伝
第百七十二話 プールに行ってその十三

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「実はビキニの方がええってな」
「この水着よりですか」
「そや、っていうかその水着見てる方が照れるわ」
「そうなのですか」
「露出が凄過ぎてな」 
「ビキニよりも」
「それでな」 
 その為にというのだ。
「そう感じるわ」
「そうですか」
「まあ着たもんは仕方ないけどな」 
 麻里佳も小柄だが胸は目立っている、まるでマシュマロの様だ。
「雅ちゃんスタイルええから目立つわ」
「というかスタイルええ娘が多いわ」
 シェリルはこう述べた。
「日本組も」
「そうだといいですが」
 亜紀も出て来た、亜紀はグリーンのワンピースだが背中が大きく出ていて胸も腰も脚も形がいいがそれがよく出ていた。
「私はどうも」
「均整が取れててええ」
 シェリルはその亜紀にも言った。
「はっきり言うわ」
「そうですか」
「嘘は言わんで、それでこれで三年生と二年生は全員やな」
「日本の人達はそうです」
 亜紀はシェリルの今の問いに答えた。
「左様です」
「そやな」
「あちらの世界では天の星と地の星の方々は」
「ほな次は一年生や」
「人の星の子達ですね」
「やっぱり水はいいな」
「そうだね」
 まずは尾崎と又吉が出て来た、尾崎は黒又吉はグレーのトランクスタイプの水着だ。
「僕達は水産科だしね」
「水を見ると落ち着くね」
「とてもね」
「そうだね」
「水泳に身体にいい」
 有島は白のトランクスタイプの水着だった。
「戦の時も泳げると全然違うしな」
「それだけで助かることも多いからね」
「船が沈んだ時とか撤退する時とか」
「だからね」
「泳げるに越したことがないよ」
「だからあっしも今日は泳ぎの練習をするか」
「飲んで食べて」
「そうしながらね」
 二人で有島に言う、そしてだった。
 今度は織田が来たが隣にいる田中に言っていた。
「何時見ても体格いいね」
「そうかな」
「いいよ、まるでプロレスラーだよ」
 蒼のトランクスの水着に白い前に応援の言葉が書かれているシャツを着ている田中に対して言う、織田はパーカーを羽織り下は黄色いトランクスタイプの水着だ。
「その体格は」
「プロレスラーねえ」
「そのレベルだよ」
「じゃあ私は女子プロかしらね」
 雪路も来た、女子にしては大きく筋肉質の身体だが出ているところは出ている。見れば腹には腹筋すらある。着ているのは白ビキニだ。
「そうなるかしら」
「自分で言うと拙僧も言えないね」
「そうなのね」
「どうもね。けれど女子プロレスラーとしては」
「どうなの?」
「動きが文化的かな」 
 そうだというのだ。
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