第百七十二話 プールに行ってその八
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「赤一色はやっぱりな」
「派手っていうのね」
「ああ、それもかなりな」
「あたい的にはそれはいいことね」
「派手っていうのがやな」
「ええ、じゃあね」
アレンカールはそのトランクスに手をかけつつ笑って話した。
「今から着替えるわよ」
「ああ、水着にな」
「そうするわよ」
こう言って実際にだった。
アレンカールは水着に着替え他の七人もそうしてだった。
プールサイドに出た、すると八人のところに綾乃が来た、その綾乃の水着はというと。
白のビキニだった、水着の面積は普通だった。だが綾乃の九十ある胸と豊かな腰を見てだった。中里は思わず言った。
「いや、シンプルな水着やけどな」
「どないしたん?」
「正直目のやり場に困るわ」
こう綾乃に言った。
「ほんまにな」
「そうなん?」
「それ綾乃ちゃんの水着やな」
「そやで」
綾乃はその中里にあっさりとした口調で答えた。
「今年買ってん」
「そやねんな」
「去年の水着は胸が少し苦しくなってきたから」
「買いかえたんかいな」
「そやねん」
「胸は成長し続けてるんかいな」
メルヴィルは綾乃のその言葉に眉をやや顰めさせて述べた。
「まだ」
「凄いな」
施もこう言った、見ればメルヴィルと同じ表情になっている。
「その胸でってな」
「棟梁殿は背は普通だが」
リーは綾乃の一六〇位の背を見て話した。
「しかし胸はな」
「ちゃうな」
羅の口調は唸ったものだった。
「これは凄いわ」
「顔も可愛いしグラドル並やな」
トウェインもこう言った。
「ほんまに」
「そうね、ただ綾乃ちゃんが来て九人になったけれど」
「こっちの神星は十人、あと一人のシェリルちゃんは何処か」
中里はアレンカールのその言葉に返した。
「ここにおる筈やな」
「シェリルちゃんもうすぐ来るで」
綾乃はその中里に話した。
「うちと一緒に着替えてたさかい」
「ああ、一緒やったんやな」
「そやから」
「あの娘ももうすぐ来るんやな」
「そやで」
こうした話をしているとだった。
そのシェリルが来た、シェリルはピンクのビキニだった。綾乃と比べて小柄であるが胸は結構ありウエストも引き締まっている。
そして手足も長く綾乃は彼女に笑って話した。
「シェリルちゃん奇麗やで」
「そうかしら」
「ピンクも似合ってるし」
「ピンクは好きな色だから」
シェリルは綾乃に微笑んで応えた。
「水着の色にもね」
「選んだんやね」
「そうしたけれど」
「実際に似合ってるで」
「黒い肌にも似合ってるのね」
「そうなってるで、銀髪にも」
アボリジニー独特のその髪の毛にもというのだ。
「似合ってるで」
「それならね」
「というかシェリルちゃんって着
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