みんなで狩りました
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撃してくれ!」
「あんたはどうすんの!?」
「俺はド正面だ、女に盾をやらせる訳には行かんだろ――――時間が無い、頭と尻尾に気を付けろ、振られる前に避けろよッ!」
俺は二人の返事を聞く前に、出現した巨大ミミズに投擲スキルでタゲを取った――――そして、戦闘が開始された。
巨大ミミズの頭から突き出た刃が光を宿す――ソードスキルかッ!!
頭が地面に突き刺さるのもお構い無しに、巨大ミミズのヘッドバッドが何度も地面を抉り突き刺していく。
俺は両手剣のソードスキルを発動させて、その攻撃を相殺する。
「デカイ頭を振るから読み易いんだよッ!!」
だが、巨大ミミズの重量が有り過ぎて、相殺してるが反動が大き過ぎる――――HPが削られていく。
「ピナ、ヒールブレス」
ピナの回復でHPゲージが多少はマシになった。
「助かった、だがあまり近付き過ぎるな、ピナがやられたら変わりは居ないんだぞ、アスナとリズの方はどうした?」
「大丈夫です、アスナさんとリズさんは攻撃されてません――――もう少しで倒せます、頑張って下さい!!」
「――――了解ッ!!」
巨大ミミズのHPも残り少ない――だが攻撃パターンも掴めた、ヘッドバットを三回した後は必ず休む。
アスナとリズのソードスキルでHPがリズム良く削られて行く、最後の一撃は――――此処だッ!!
「はああああああああッ!!」
俺の両手剣スキル『アバランシュ』が発動、上段から突進力と重量を乗せた一撃が巨大ミミズに振り下ろされた!!
クリティカルでヒットしたが――――まだHPが数ドット残っている!?
不味い、俺はソードスキルの硬直で隙だらけシリカは――――
「てりゃあああああッ!!」
シリカのソードスキル『ラピットバイト』が最後のHPを削り取り、巨大ミミズが断末魔を残して砕け散った。
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