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夢幻水滸伝
第百七十二話 プールに行ってその一

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                第百七十二話  プールに行って
 中里はクラスで芥川そして綾乃と芥川の席のところでそれぞれの椅子を持ってきてそのうえで三人で話をしていた。
 中里はそこで綾乃に対して言った。
「まさかほんまにや」
「ああ、酒樽一個空けるとかな」
 芥川も応えた。
「出来るなんてな」
「思わんかったな」
「幾ら綾乃ちゃんでもな」
 それこそというのだ。
「酒樽、あれ何升あった?」
「十升はあったやろ」
「それ空けるなんてな」
「恐ろしいことや」
「ほんまにな」
「いや、ほんま美味しくて」
 その綾乃は笑って話した。
「それでついつい」
「十升はある酒樽空けたか」
「そうやねんな」
「それで全く酔わんとかな」
「有り得んで」
「うちお酒強いから」
 これが綾乃の返事だった。
「それでやで」
「いや。強いってレベルちゃうで」
「十升は優にある酒樽空けて酔わんとか」
「そんなんリアルでうわばみや」
「三輪大社の神様位や」
「そやろか。統一出来て嬉しくて」
 それでというのだ。
「飲んだけど」
「一緒に飲んでて驚いたわ」
「僕等も相当に飲んだけどな」
「それでもな」
「あれはないで」
 二人で綾乃に言う、起きてからも綾乃のその飲みっぷりについて驚いておりそれで彼女自身に言ったのだ。
 そして二人で綾乃に言うが。
 太宰が三人のところに来てこう言ってきた。
「宜しいでしょうか」
「あっ、太宰君」
「寝る時に行く世界のことですが」
 その世界のことを話したいというのだ。
「宜しいでしょうか」
「何なん?」
「統一は成りました」
 このことを言うのだった。
「そしてまずは政の仕組みを発表してです」
「その通りに動く様にやね」
「していきますが」
 それでもというのだ。
「まずはお互いをよりよく知り親睦を深めていくべきかと」
「星の子達同士がやね」
「はい」
 まさにというのだ。
「まずはです」
「それからやね」
「ですから私の提案ですが」
 綾乃に一旦こう述べてさらに話した。
「今度の休日星の人達が一同に会し」
「会ってやね」
「共に遊びです」
「親睦を深めるべきやね」
「はい」 
 まさにというのだ。
「そうしていきましょう」
「そうするんやね」
「共に働いていくのです」
 それならというのだ。
「なら絆は深い方がいいです」
「そやからやね」
「ですから」
「一緒にやね」
「遊ぶ機会をもうけましょう」
「そうするんやね」
「如何でしょうか」
 太宰は綾乃を見て彼女に問うた。
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