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クラディールに憑依しました
ソロ狩りのお手本を見せました
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たが」


「あんたの出鱈目さは、ゲームバランス崩壊どころの話じゃねー」
「真面目に狩る気は無いの?」
「無いな、少なくともコレが通用する内はずっとコレで行く」

「ジャンプ力のある敵はどうするんですか?」
「大ジャンプのモーションが解り易くてな、見てから逃げ出す事が充分可能だ
 それに助走と違って着地硬直と言うものがあってだな、大ジャンプから地面に足をつけた瞬間は完全に動けなくなるんだよ、そこに一撃入れて逃げてれば倒せる。

 壁の無い螺旋階段とかも良いな、何処までも上れるし何度も敵を叩き落せる。 一対一で戦える。 自分も飛び降りて逃げる事が出来る。 螺旋階段マジ最強ッ!!」


「おーい、モンスターもそこまで馬鹿じゃないよね?
 軽業スキル持ってるモンスターも居るでしょ、そこにタイミング合わせて攻撃もする奴だって」
「うむ、だから攻撃も食らうし俺のバトルヒーリングスキルが上がってる。
 囲まれたら走って逃げて――追って来た足の速いモンスターから振り向きざまに斬り殺しながら逃げてる」
「あんたはどこの幕末剣士だ!? 血の雨でも降らせる心算か!?」
「俺の心のバイブルにケチ付けるのは止めて貰おうか」

「はいはい、あなたの戦い方がソロ以外では使い物にならないのが良く解ったわ――真面目に戦わないとボス戦で苦労するわよ?」
「…………実はコレまでのボス部屋を調べてみたんだが、どの部屋にも使える段差があったんだよ」
「え? ……本当に?」

「うむ、これまでのボス部屋を宝箱や隠し部屋目当てで全部マッピングしたが、最低でも一箇所は二メートルを超える段差があった」
「それじゃあ、あんたは時間は掛かるけど一人で迷宮区のボスを倒せるって事?」
「いや、流石に迷宮区のボスともなるとバトルヒーリングスキルを持ってるだろ? 一人でやると倒せないだろうな」
「それって、同じ様な戦い方をする人が複数居れば段差を使ってボスを倒せるって聞こえちゃうんですけど……」

「多分やれるな、ボス部屋に入った瞬間、ダッシュでマッピングを終えて段差を陣取る事が出来れば――――」
「無理よ、迷宮区のボスは普通に二メートル越えの大物よ、ジャンプ力や俊敏もそこら辺のモンスターとは比べ物にならないわ」
「……どうかな? コレまで段差を試した奴が居たのか? 高さ二メートルってのは人の高さだ、敵として認識できなくなるんじゃないか?」

「つまり、あなたはプレイヤーが想定外の高さに移動すると、フロアボスの思考ルーチンから外れて攻撃できなくなると?」
「うむ、しかし、問題が無い訳でもない、カーディナルが思考ルーチンを書き換えたら通用しなくなる可能性が高い」
「カーディナル? カーディナルってなんですか?」
「カーディナルシステムって言うNP
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