フライトしました
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消費し続けてバリアジャケットの強化と維持、飛行操作で発生する魔力消費も格段に上げられてる。
「確かに強力にはなってる、だけどコレだと単体で起動したら五秒で魔力が切れる、なのはが居ない所ではただの宝石だ」
「でも、なのはと一緒ならまた空を飛んだりして良いんでしょ?」
「なのはと居ればな、それでな、なのは、飛んでる最中に二人の魔力が切れたらどっちを先に助ける? 一人は死ぬぞ?」
「……え?」
何を言われたのか分からないか、事故が起きるまで考えが回るはずないもんな。
「なのはの魔力が届かなくなった瞬間、二人とも墜落するぞ? この設定だと浮遊制御の魔法が発動しない。
落ちるスピードが速くて片方にしか手が届かないだろうな、助けられるのは一人だけ。 さあ、どっちを助ける?」
「……そんな事」
「決められる訳ないよな、でも二人が怪我したらなのはのせいだ、俺がデバイスを弱く設定してたのは俺一人で三人とも助けられるようにする為だ」
《その問いは前提が間違っています、マスターなら二人とも助けられます》
「確かに、なのはの魔力は凄い、飛ぶだけなら俺はもう追い付けないだろう、絶対になのはが勝つ」
アリサとすずかの飛行とバリアジャケットを補って短時間で雲の上まで飛んで見せたのだ、俺には真似出来ない。
「だから、俺はもうお前達が落ちても助けられない、怪我をしないようにな。 そのデバイスを使ってする事が良い事か悪い事かは自分達で考えろ」
「ユーノ君!!」
「どうした、なのは?」
「……また遊びに来るよね? これでお別れじゃないよね?」
何か言い方が不味かったか? 三人とも泣きそうなんだが。
夕焼けを見に行く事がそんなに悪い事か? 魔法を使って悪い事をしたと思ったからお別れだと思ってるのか?
「大丈夫だ、今日はちゃんと泊まって行くし、また遊びに来る、この程度で嫌いになったりしないよ」
「――――本当?」
「嘘を吐いてどうする? 何だ? またお前らだけで遊ぶのか? 俺は一人だけ仲間外れか?」
「そんな事ないよ! ユーノ君も一緒だよ!」
「ああ、わかったわかった、それじゃ、なのはを家まで送ってくるから二人は風呂にでも入ってろ」
なのはと一緒に転移して高町家まで戻ってきた。
「……今度一緒に空を飛んでくれる?」
「さっき約束したばかりだろ? 忘れたのか?」
「そうじゃなくて……」
「みんなで謝ったろ? アレはアレでお終い。 レイジングハートに沢山魔法を教えてあるから覚えるといい」
「……うん」
「なのは」
「……?」
「相手に笑って欲しい時は、自分も笑顔じゃないと誰も笑ってくれないぞ? な?」
なのはに笑って見せると、やっとなのはが笑顔になった。
「――――うん!」
「
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