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夢幻水滸伝
第百七十一話 統一成るその十二

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「実際にやで」
「その仕組みを形作ってやな」
「そしてな」
「治めていくことは出来るな」
「そうなるで、政府と法律は」
 この二つはというのだ、何と言ってもこの二つが存在しなければ国は治められない。このことはこの世界でも同じなのだ。
「太宰君はもう考えてるから」
「それでやな」
「都に戻ったら」
 その時はというのだ。
「すぐに星の子達呼んで」
「それでやな」
「統一が成ったことを正式に宣言して」
 そうしてというのだ。
「その次にやで」
「政の仕組みとやな」
「法、憲法も」
 これもというのだ。
「発布してな」
「施行していくんやな」
「そうなるで、それでその後は」
「その政の仕組みと法に従って国を治めていって」
「発展させてな」 
 国をというのだ。
「そうしてな」
「そのうえでやな」
「力を蓄えてくことになるで」
「そうなるな」
「当分の間、まあこの世界での四半世紀の間はな」
 それだけの期間はとだ、芥川も話した。
「こっちからは仕掛けんで」
「それでやな」
「政に専念するで」
「そうなるな」
「太宰の考えも聞かなな」 
 実際に政を動かす彼のというのだ。
「あかんしな」
「考えた本人やさかい」
「そや、っていうかな」
「太宰がおるから」
「政はほんまに助かるわ」
 芥川はしみじみとして述べた。
「これは最初からや」
「うちこの世界に来た時から太宰君と一緒やったけど」
 綾乃はその時のことから話した。
「ほんま太宰君の政は凄いで」
「流石政治家やな」
「その職業にあるだけにな」
 まさにというのだ。
「その政はもう何の問題もなくて」
「国の治安をよくして産業を発展させて」
「どんどん豊かにしてくれるわ」
「それで綾乃ちゃんも宰相にしたな」
「そやで、ほんまに太宰君がいてくれて」
 綾乃はさらに話した。
「物凄い助かってきたわ」
「それでこれからもやな」
「太宰君には政の大黒柱としてな」
「頑張ってもらうな」
「是非共」
「もう太宰はまず戦に出ん」
 芥川も太宰のことを話した。
「それでな」
「政にやな」
「専念してもらうわ」
「やっぱりそうなるな」
「太宰と喜久子ちゃん達はな」
「政が本分やしな」
 そうしたタイプだからだというのだ。
「必然的にな」
「政を主にやってもらうな」
「そうなるわ」
「そういうことやな」
「大抵の星のモンは政もやって」
 そしてというのだ。
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