親への感謝の気持ちA
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「リュ、リュリュ…諦めちゃダメだ…リュリュのクッキーは美味しくなってきてる…だから…諦めちゃダメだ!もう一息だ!」
リュリュのパンツと処女を守る為、ティミーは頑張るわ…
守ったってアンタの物になる可能性は低いのよ…
「リュリュ、聞いて…プレゼントってのは、心よ!相手を思う心が重要なの…例えお父さんが好きなパンツをあげても、それはクッキー作りを諦めた結果じゃない…それに心がこもると思う?きっと不味くても、手作りクッキーの方が喜んでくれるわ………せめて見た目だけ…見てくれだけでも良いのを作りましょ」
私は優しく、リュリュの頭を撫でて説得する。
「………うん………」
フレイに抱き付きメソメソ泣くリュリュ…何とか続行を承諾し、材料をこね出した。
「ティミー…アンタもういいわ。ご苦労様…あっちでフレイと休んでなさい」
「わ、分かった…ちょっと外の空気を吸ってくる…」
「出来るだけ川下でね!」
死相の出てるティミーがヨロヨロとした足取りで外へと出て行く…
「ティミー君、大丈夫かな?」
リュリュは残り少ない材料を、オーブンへ入れティミーを心配する。
「ダメでしょ、もう!…まぁ良いんじゃない?大好きなリュリュの手料理で死ねるなら!」
「ダメだよ、そんなの…だって私…」
「ティミーの事など眼中に無い?」
「そ、そう言うわけじゃ無いけど…お父さんが好きだから…」
「哀れねぇ、ティミーも………後ででいいから、ティミーにお礼をしてあげてね。リュリュの為に頑張ったのだから…」
「…う、うん…」
何とかリュカチルドレンのクッキーは揃った。
リュリュのクッキーも見た目だけは普通に…
後は明日、みんなでお父さんに手渡すだけ…
きっと不味くても、お父さんなら喜んでくれるはず…私達のお父さんは、凄く優しいから!
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