第一話 底のない絶望その十三
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こう言ってきたのだ。希望に対して。
「一緒に何処か行こう」
「何処かって言われても」
正直だ。今の希望にはだった。
町を彷徨うしかなかった。あてもなくだ。そうしてきたからだ。
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