第2話 入学前
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したってそれ完全にだよな! 』
『大丈夫! 氷属性持ってないから! それと、2つ目の良いニュースは、あなたに能力をあげるわ』
能力か……全国の男子と女子の憧れだな。一度はそういう系の能力に目覚めてとか色々と妄想したものだ……おっと、黒歴史は封印しておかねば。
さて、なんの能力かな? やっぱり炎とかか? いやでもこのロリのことだから……
『まさかその能力って氷属性とか言うんじゃないだろうな? 』
『え……あ……えと……………えへ?』
『お前マジで単純だな! ……瑠瑠神は氷が苦手なのか? 』
『そんなことないわ。ただ、これからあなたが出会う強敵達にやられないようによ』
おお。でも、こいつのことだからきっと自分も欲しかったとか思ってそうだな。
『それは建前で、本音は? 』
『氷属性カッコいいからだよ!私も氷属性欲しいよ!』
『お前のオモチャじゃねえぞ俺は』
予想的中だ。なんだこのロリ。自分勝手すぎだろ! 少し可愛いからって調子に乗りやがって。
いつか能力使って氷漬けにしてやる!
『3つ目、君が私との別れ際に言ってくれた言葉が嬉しかったから身体能力を1.5倍にしといたわ』
おお!なんだ俺の身体能力が1.5倍に! ……ってあんま変わんねえじゃねえか!
『おいツンデレロリ! 100倍とかじゃないのかよ?? 』
『私のことをロリって言った罰よ。ま、君ならできるさ。天界から応援しとくよ。』
『ちょ! 待っ……うわ、切断しやがったあのロリめ』
ともかく、対瑠瑠神用の刀と氷属性と死ぬ前の身体能力の1.5倍をもらったんだ! 前の世界では結構運動神経よかったし、これはこれでオッケーとするか。
☆☆☆
ツンデレロリことゼウス様に武器と能力をもらって10年経った頃俺はあの能力や武器など一切使わず、学問に励み……なんていうことはできるはずもなかった。
シャーロックに銃の使い方、剣術、体術、能力の使用など色々な事を教えられ……
10歳の頃に、紛争地域にいる武装勢力を制圧してこいとか言われたり、どこかの国の王室に潜入してこいなどと野蛮で、非道なことをしていた。
日本人の心が痛むぜ!
幸い、俺には才能というものが……少しだけあったから頑張って成し遂げた。人間、やれば出来るもんだな。
そして……俺に友達なんていなかった。これもシャーロック他のメンバーに会わせてくれなかったからだ。俺が9歳の頃に、「他のみんなに会いたい! 」 といったところ、「これから面白いことがおきるんだ。だから武偵校に入学するまで我慢してね」
なんて言われたから。だけどまあ……いいよもう。ゼウス様いるし……。
☆☆☆
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