第1話 転生
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ね。あなたのことを瑠瑠神がまだ狙ってるからよ。
瑠瑠神というのは説明すると長いから省略するけど……いわば、特殊な金属にいる神様。あなたが行きたがってる世界に瑠瑠神はいない」
「だったら! なおさらいいじゃねえか。そいつがいないところで俺は平和に暮らすんだ」
「ダメなのよそれでは。あなたがいないとあの子は暴走して……私よりも強大な力をもって
断罪の間から抜け出してあなたの世界に干渉し始めるわ。仲良くなった人たちも、全員殺される」
な?? それじゃどこにも行けないじゃねえか! てか、ゼウス様?? あなた全知全能で神様の王なんじゃないの?? ゼウス様1番強いんじゃないの??
「確かに、私は王よ。だけど、あの子の君に対する執着心は並大抵のものじゃない。君に会うためだったら何でもする子よ」
これはもう所謂『詰み』というやつではないか……
「だから君にはあのバカ・・・・・瑠瑠神を止めてもらうために、『緋弾のアリア』の世界に行ってもらうわ」
聞いたことは……一応あるが、原作知識は皆無だ。なぜそこに行けと? 殺されるんじゃないの?
「その世界に行けば、瑠瑠神を殺せる、即ち君が瑠瑠神からの呪縛から解放されるかもしれないの。
その世界は瑠瑠色金がある世界。色金というものは、『1にして全、全にして1』。つまり自分の体とも言えるものが最もある場所。
自分の体とも言えるものが傷つけば、瑠瑠神も傷を負って力を失うわ。それができれば私があの子を消滅させることができるの」
つまりこのロリは「瑠瑠の前にあなたを殺すわよ! 」俺にその緋弾のアリアとかいう世界に行って、何とかしてその瑠瑠色金を傷つけろと……一般人になんてこと言ってやがる。神様とも言える物体を傷つけろと? ドSだろこのロリ。
「ロリ呼ばわりされていることに非常に腹がたつんだけど・・・・・あなたがその世界にいっても苦労しないように3つだけ、願いを聞いてあげる。どんなことでもいいわ。」
「そうか! だったら……」
その瞬間、幼馴染とのたくさんの楽しかった思い出が脳裏に流れた。あいつのためなら───
「どんなこともか? 」
「ええ、私に二言はないわ」
「だったら……1つ、俺の幼馴染を生き返らせてくれ。もちろん、俺がいない世界に再構築してくれよ」
あいつはだけは生きて欲しい。俺のせいで死んだんだ、あいつは……幸せに生きて欲しい。
いい男のところに嫁に行って、いつまでも笑顔で暮らしてほしいんだ。
「あなた……まあいいわ。2つ目は? ちなみに、体質とかはあなたのいた世界と変わらないわ」
「そういうこと先言えよ?? だったら……俺の霊感を無くしてくれ。もう取り憑かれるのはゴメンだ」
転生先で取り憑
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