第1話 転生
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・・・・なんだよそれ、ただの自己満足で俺を殺したのか??
ヤンデレでもそれはやりすぎ……なのは知らんが人を巻き込まないでくれよ。というか、
「なんで俺のことが好きになったんだ? その瑠瑠神とやらは……」
「君、霊感があるでしょ? それも霊に干渉できるくらいの」
「ああ。まさかそれで引きよせちゃったとか?」
道を歩いていてぶつかってしまい、謝ったら、誰にそれいってんの? とか友人に言われてしまうほど俺には霊感があった。
そのせいでたまに取り憑かれることがあるから迷惑してたんだが……今回もそうなのか?
「あなたは1度、瑠瑠神に会っているわ。依り代無しで、しかも瑠瑠色金がそばになく、霊感が強い人でも普通は見つけられないのにあなたは見つけてしまった。あのバカ女……瑠瑠神は、本来人と関わることが大嫌いなの。だけどあなたとは波長があったようね。
それからはあなたの事ばかりを考え、私の言うことを聞かず、ついにあなたを我が物とするためにあなたを殺した、というわけ」
つまりまた引き寄せちゃったっていうわけかよ・・・・・運がないなぁ俺。
待て、瑠瑠色金だとか意味不明な単語より大事な、大切なことがある!
「おい! 俺の幼馴染はどうなった! 」
「あなたを殺した後、自分の……つまりあなたの大切な人の首を刺して自殺したわ」
なんで!俺だけ殺せばいいじゃないか! なんで関係ないあいつまで!
「それで……今そいつはどこにいる」
「人の運命を変え、二人の人物を殺した、その罪で【断罪の間】あなたたちの世界で言うところの刑務所に彼女はいるわ」
……そうか。だったら大丈夫だな。
でもアイツはもう俺と同じで死んだんだよな……生まれてからずっと一緒だったのに。飯も作ってくれて、相談とかにものってくれて……クソッ!!
俺もあいつも短い人生だったな。俺の顔は普通だったと思うけど、あいつはなかなか可愛かったしな──楽しかったことも、もう終わりか。
「あなた、随分落ち込んでいるようだけど私の話聞いてなかったの?」
「……え? 」
ちゃんとこのロリの「だからロリじゃない」話は聞いていたはずだが。
「ハァ……最初に言ったでしょ。ここは転生の間だって」
「あ……」
完全に聞いてなかった。てか混乱してたから覚えてるはずねえだろ。何? お詫びに転生でもさせてくれんの?
「あなたの思っている通りよ」
「本当か?? 」
「あ、でも1つだけいっておくと、あなたは転生先の世界でも殺されるわ」
「は? 」
転生先でも殺されるって……運なさすぎるだろ俺!
でも、なんでそんなこと知ってるんだ?
「あなたそこまで考えてもわかんないの
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