お楽しみはお風呂あがり、なぜなら……
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カタカタカタカタ
歌月「プログラム構成…一部修正、最適化…」
学園祭まであと1週間、皆が準備に奮闘する中俺はプログラムの最終構築に追われていた。
一方でミクもまた、ライブステージの練習に励んでいる。
歌月「あいつだって頑張ってるんだ、しっかり男を見せてやらないと」
いつも以上にキーボードが進む、今の俺には何でも出来る気がした。
テーブルに置かれたモ〇スターエ〇ジーを開け、飲み干すと同時に更にキーボードを打つ。
そして校内に響くお昼休みのコールと同時に俺はプログラムの9割を終える事が出来た。
???「すごい集中力だね、お疲れ様」
歌月「誰かと思えば巡音先輩ですか、お疲れ様です」
この人は巡音ルカ先輩、ミクと同じく学園のアイドルで面白い事が大好きな人、KAITO先輩の彼女であり、俺の近所に住んでいる。
そう、前回ラストにお楽しみがバレたあの人である。
ルカ「これからお昼でしょ、私と一緒にどう?」
歌月「いや、残念だけど先客がいるので」
ルカ「ああ、KAITO君でしょ、私も食べる約束してるから結果オーライね」
歌月「完全にハメただろ、今……」
KAITO「何で言ってくれなかったんだい?ミクちゃんの事」
歌月「そういう話上手い人間に見えますか?」
俺はそう言いつつミクのお手製弁当の卵焼きを頬張る。
ルカ「案外刺激的な夜だったんじゃないかな?ミクちゃんにナニしたのかな?」
歌月「簡単に話せるか!!」
KAITO「歌月君、秘め事もカップルが一度は通る道。誰にだって話せない事はあるさ」
歌月「秘め事か……」
KAITO先輩の発言聞きつつ、これまでの行いを思い返せば……
歌月「ハードル高すぎる!!」
ルカ「なになに、どんなハードル高いプレイしたの?ミクちゃんにどんなイカせ方したの!!」
KAITO「こらこら、巡音さん。歌月君を困らせない」
どちらにせよやった事はディープな事に変わりは無かった。
放課後
歌月「お待たせ、ミク」
ミク「早く帰ろう、今日一日頑張ったしご褒美に唐揚げ作るよ♪」
歌月「よっしゃ、尚更元気出てきた!!」
帰路につく俺はミクを見つめながら、胸を高鳴らせていた、俺にはミクのあるシチュエーションが大好きである。
歌月「今日も期待できそうだな」
刺激的なそのシチュエーションは……
ミクのお風呂あがりである。
俺にとっての最高の時間はこの時である。
家に着いた俺とミクは制服を脱いで、ミクは夕飯作り、俺はミクの動画を見ながら優越感に浸っていた。
食事を終えて、お風呂に入るミクに俺は胸を高鳴らせながら布団の上でスマホを見つめる。
そして……
ミク「お待たせ♪」
歌月「寧ろ、待てな
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