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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第71話 忙しい日常!イッセーと小猫、初めての……
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こすって笑みを浮かべました。


(……まさか知らんうちに悪魔の『名』を当てるとはな。もしかしたらイッセーなら利己的なグルメ細胞の悪魔と分かり合えるかもしれん。ワシとドン・スライム以上に……)
「……?親父、どうかしたのか?」
「何でもないぞ、お前はそのままでいてくれ」
「お、応っ!」


 一龍さんは何かを想うような眼でイッセー先輩を見ていました。私には理解できませんがその眼差しはイッセー先輩を信じる親の心を感じさせるものでした。


「さて、そろそろお前達も帰った方が良いのではないか?回復したばかりで疲れたじゃろう」
「確かにもうこんな時間か……」


 一龍さんの話でお昼を過ぎていました。もう休日も終わりそうですし一回帰った方が良いかもしれませんね。


「でも姉さまは……」
「うん、私は一緒に行けないね。あっちじゃお尋ね者だし見つかったら今度こそ命は無い、最悪グレモリー家にも迷惑をかけてしまうわ」
「そうですよね……」
「白音、そんな顔をしないで」


 姉さまも連れて一緒に帰りたいと思いましたがそれは無理です。なにせ向こうでは姉さまは悪魔に命を狙われているのですから。


 しょんぼりとする私を姉さまはギュッと抱きしめました。


「もういつだって会えるわ。前みたいに離れ離れじゃなくて白音をこうやって抱きしめてあげられる……だからそんな寂しそうな顔をしないで。白音には笑顔が似合うんだから」
「……分かりました」


 私は姉さまに向かってニコっと笑みを見せます。それを見た姉さまも嬉しそうに笑みを浮かべました。


「姉さま、大好きです!」
「うん!私も白音が大好きだよ!」


 そして今度は満面の笑みを浮かべて姉さまに抱き着きました。姉さまも同じくらいの笑顔を浮かべながら私を強く抱きしめます。


 周りの皆さんの暖かい視線を受けながら私達は抱擁を続けました。




―――――――――

――――――

―――


 あの後節乃さんのリムジンクラゲでスイーツハウスに戻ってきた私達は、元の世界にわたりました。色々ありましたが私達は無事に元の世界に戻ってくることが出来ました。ただルフェイさんは向こうでやることがあるらしく別れました。


「あぁ……疲れたぁ〜」


 ソファーにどかっと座り込むイッセー先輩の膝に座りながら皆でリラックスをしていました。他の皆さんもイスやマットに座り込んでため息を吐いていました。


「それにしても怒涛の展開ばっかりの休日だったわね〜」
「そうですね。最初は一龍さんに話をしに行くだけだと思っていましたが……」
「その後にグルメタウンに行って節乃さんと出会い、そこからアイスヘルに向かったり
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