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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第71話 忙しい日常!イッセーと小猫、初めての……
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メ細胞のエネルギーを具現化して放っておるんじゃよ」
「そ、そうだったのか……」
なるほど、先輩が放つナイフやフォークは先輩の持っているグルメ細胞のエネルギーを具現化したモノだったんですね。今まではイメージだと思っていましたが物理的に存在していたということですか。
「じゃがその中でも強大な力を秘めたグルメ細胞が意志を持ち具現化したのがグルメ細胞の悪魔じゃ。奴らは食欲そのものであり様々な姿を持ちそれぞれが決まった名を持っておる」
「じゃあグルメ細胞を持っている人にはその悪魔が宿っているんですか?」
「いや、誰でも持っている訳じゃない。ごく一部の保有者に宿ると言われている」
一龍さんの説明を聞いて私はグルメ細胞の適合者なら全員が悪魔を宿しているのかと聞きましたが、一龍さんはごく一部しか宿していないと話しました。
唯でさえグルメ細胞を適合できる人間は少ないみたいなのに、そこからまた限られた人間しか宿していないみたいですね。
「それで俺にグルメ細胞が宿っていたことを隠していたもう一つの理由は何なんだ?その悪魔に関係しているのか?」
「うむ、まさしくそうじゃ。お前に宿っていた悪魔はとても強力な者じゃった。間違いなくお前の体が耐えられないほどの強さと食欲を持っていたんじゃ。幸いお前の神器と反発して力が弱まっておったからお前は生きれたがそうじゃなければまず死んでいたじゃろう」
「結果的に言えば赤龍帝の籠手が無ければ俺はグルメ細胞に殺されていたのか……」
「そうじゃ」
今はジュエルミートという一級品の食材を食べた事によって安定したようですが、それよりも前の先輩だったら耐えられなかったという事ですか。実際先輩が治療を受けていた時も危うくグルメ細胞に殺されかけました。それほど強力な力を秘めた悪魔が宿っているという事ですか……
『おい一龍。その悪魔と言うのは危険ではないのか?』
「ドライグ、どうしたんだ?やけにあの赤鬼について警戒してるな」
『あの赤鬼は危険だ。俺すらも安易に倒すような奴がイッセーの中にいるのなら、危険かどうかハッキリとさせておくべきだ』
「なんじゃ、ドライグ。お前悪魔にボコられたのか?」
『うるさいっ!いいから答えろ!場合によっては奴と戦わなければならないんだぞ!』
ドライグの言葉に私は確かに……と思いました。グルメ細胞の悪魔が協力的ならいいのですが、そうじゃないのなら何かしらの対策は必要でしょう。
「悪魔たちの目的は美味い食材を食べる事じゃ。人間は悪魔からすれば乗り物であり食材を得るための足でもある。そんな宿主をどうこうしようという奴はまずいない、それどころか宿主が死なないように力を貸す者もおる」
「確かに俺がコカビエルにやられそうになった
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