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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第71話 忙しい日常!イッセーと小猫、初めての……
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お前の姿は、まさに食欲に支配された鬼そのものじゃった」
「俺がそんなことを……」
「仕舞いにはワシにまで襲い掛かってきたんじゃ。まあ軽くノシてやったがな」
「ああ、目を覚ました時すさまじく頭が痛かったのは俺も覚えているよ」
イッセー先輩の過去にそんな事があったんですね。襲ったのが一龍さんだったから良かったもののそれが普通の人間だったら取り返しのつかない事になっていました。
「でもイッセー先輩も最初からグルメ細胞を持っていたという事は先輩のご両親もどちらかがこちら側の世界の人間なのでしょうか?」
「それは俺も考えていた。だが父さんも母さんも両親を亡くしていると聞いたことがある。他に親戚もいないしそれを確かめるのは難しそうだな」
「イッセーの両親の事はワシにも分からんが、話せることは話したぞ」
「ああ、ありがとうな。親父」
私はイッセー先輩のご両親のどちらかがこの世界の人間じゃないのかと思いました。先輩も同意見だったようですが、親戚などはいないようですし確かめるのに苦労しそうです。
とにかく一龍さんが知っていることは聞けたようですね。
『一龍。それだけではないのだろう?』
「ドライグ……?」
すると今まで黙っていたドライグが私達にも聞こえるように会話してきました。珍しいですね。
「何が言いたいんじゃ、ドライグ」
『惚けるな、イッセーの中にいる鬼の事だ。お前はあいつについて何か知っているんじゃないか?』
「……イッセー、お前自身の中にいた存在と会ったのか?」
「ああ、俺の精神世界で赤い鬼に会ったぜ。会話どころかボコボコにされたがな」
「まさか宿主に語り掛けてくるどころかボコるヤツがいるとはな……驚いたわい」
一龍さんはヤレヤレと頭を押さえていました。この反応は彼はイッセー先輩の中にいる鬼について知っているという事でしょうか?
「イッセー、先ほど話したお前にグルメ細胞が宿っていたことを話さなかったもう一つの理由がある。それはお前がグルメ細胞の『悪魔』を宿していたからだ」
「悪魔……?」
一龍さんはイッセー先輩を見て悪魔が宿っていると話しました。それってどういう事なのでしょうか?
「悪魔ってどういうことですか?」
「悪魔とはグルメ細胞に宿る食欲の事じゃよ」
「グルメ細胞に宿る食欲だって?」
一龍さんから聞いたグルメ細胞に宿る悪魔、一体それはどんな生き物か想像もつきません。
「グルメ細胞は美味い食材を食べれば強くなっていく。それは知っておるじゃろう。その中に稀にグルメ細胞の持つエネルギーを具現化することが出来る者もいるんじゃ。例えばイッセー、お前の放つフォークやナイフ、あれはイメージではなく実際にグル
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