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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第71話 忙しい日常!イッセーと小猫、初めての……
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いたがお前、吐く息が白かったようじゃないか」
「それがどうかしたのか?」
「お前がアイスヘルの環境に適応できていない証拠だと言っておる。グルメ界の気候や環境は直ぐに変化する、それら全てに対応できなければグルメ界を生き抜くことは出来ん」
「うむむ……」
なるほど、確かに先輩の吐いていた息は白かったので先輩ですらアイスヘルの環境には完全に適応できていなかったわけですね。私も適応できるようにならないといけませんね。
「ほれ、これを受け取れ」
「何だ、この紙は?」
「これはお前にやってもらう依頼じゃ。それを全てこなさない限りはグルメ界には行かせんぞ」
「うげぇ!?こんなにもあるのかよ!先は長いなぁ……」
先輩がげんなりとした様子でしかめっ面になりました。これはとても過酷な修行になりそうですね。
「どうした?お前のGODへの熱意はその程度か?」
「はぁ?こんなもんあっという間にクリアして親父を驚かせてやるよ!」
「ふふっ、期待しとるぞ」
でも一龍さんに煽られると先輩はムキになった子供みたいな反応でそう返しました。
「……なあ、親父」
「うん?どうした、イッセー?」
「親父は昔、俺が瀕死の状態になった時グルメ細胞を移植したって話していたよな。でも本当は違うんじゃないのか?グルメ細胞は最初から俺の中にあった……そうじゃないのか?」
イッセー先輩はライフで話してくれた自身の過去について一龍さんに聞きました。それを聞いた一龍さんは真剣な表情になって先輩に話しかけます。
「……何故そう思う、イッセー?」
「小猫ちゃんがそうだったからだ。あの時俺にグルメ細胞を移植しなくても治療は出来たはず、それに親父は俺がグルメ細胞を移植するのを反対していた。それなのに親父が急に考えを変えて俺にグルメ細胞を移植するとは思えない」
「……等々このことを話す時が来たか」
「そう答えるって事は肯定と受け取っていいんだな」
「うむ」
イッセー先輩の問いに一龍さんは否定することなく答えました。
「イッセー、お前は生まれながらのグルメ細胞所持者じゃ。初めてお前に会った頃、ワシは直ぐに分かったよ」
「何でそれを俺に話さなかったんだ?」
「ふふっ、未熟なお前ではグルメ細胞を使いこなせないと思っていたからじゃ。その頃のお前は力に固執していたし、グルメ細胞を得れば更に無茶をするのは必然だったからじゃ」
「ぐっ、言い返せねぇ……」
昔の先輩は焦りから無茶をしていたと聞きました。一龍さんはイッセー先輩の身を案じてグルメ細胞について話さなかったんですね。
「あの時の光景を今でも忘れはせん。自分よりも遥かに強い猛獣の息の根を止めてその体を貪り食っていた
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