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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第71話 忙しい日常!イッセーと小猫、初めての……
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てないぞ!」
「そりゃ聞かれんかったからのう。まあ済んだことをいつまでもグダグダと気にするもんじゃないぞ」
「ったく!こっちは色々と大変だったからな!」


 イッセー先輩が一龍さんに突っかかっていきました。顔は怒っているように見えますがとても楽しそうです。一龍さんの前では先輩も年相応の態度を取るんですよね。可愛いなぁ。


「ワウッ!」
「うおっ!?テリー!?」


 すると一龍さんの背後からテリーが現れてイッセー先輩に飛び掛かりました。


「ウォォウ!!」
「あはは!くすぐったいぞ、テリー!それになんか少し大きくなっていないか?」


 イッセー先輩の顔を嬉しそうに舐めるテリーは確かに別れた時より少し大きくなっていました。こんな短期間で成長したのかな?


「流石はバトルウルフじゃな。美味いモノを食べさせて鍛えてやったら短期間でスクスクと成長したぞ」
「それにしても成長が早くないかしら?前は小猫ぐらいに小さかったのに今じゃ小猫を乗せれる位には成長しているわ」
「私で大きさを表現しないでください」


 一龍さんの説明に部長はテリーの成長を私を使って表現しました。でも一週間程度であんなに成長するなんて思ってもいませんでした。後一年くらいたてばイッセー先輩よりも大きくなりそうです。


「お前も逞しくなったな、テリー。この調子だとあっという間に身長を抜かれてしまうかもな」
「ゴアアアッ!」
「うおぁっ!?オブも預けたんだっけか!お前も大きくなったな、主に舌が」
「アアアッ」


 オブサウルスことオブもイッセー先輩を嬉しそうに舐めていました。オブもテリー程ではないですが成長していますね。舌も伸びていましたし……


「セツのんにも世話になったのぅ」
「いやいやイチちゃん、イッセーも立派になったじょ。それに期待できる子も見つけたんじゃ」
「ほう、それはまた興味深い話じゃな」
「そうだ、それについて親父に相談があるんだ」


 節乃さんと会話していた一龍さんにイッセー先輩が声をかけました。テリーとオブに舐められまくっていたので顔が唾液まみれでしたが。


 そしてイッセー先輩は先程のセンチュリースープの件で調理場が欲しいと一龍さんに相談しました。


「……という訳なんだ、親父」
「ほう、君がセンチュリースープを……」


 一龍さんはジッと私を見ていました。やっぱり私では力不足に感じるのでしょうか?


「……よし分かった。調理場の建設は任せておけ。費用もワシが出しておこう」
「いいのか?」
「ふふっ、ワシなりの親心じゃよ。それにしても成長してからワシに頼み事などしなくなったイッセーが頼ってくれるとは……それだけ小猫の事が大事なんじゃな」

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