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八条学園騒動記
第五百八十九話 シェークスピア劇の本来の姿その三

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「疲れたろうしな」
「それなんだ」
「休めばいい、寝たらな」
 そうしたらというのだ。
「もう一気にな」
「疲れが取れるんだよね」
「だからだ」
 それでというのだ。
「その時はな」
「寝ればいいんだね」
「それが一番だ」
「疲れた時は」
「かなり疲れていても」
 それでもというのだ。
「少し寝るとな」
「それでだね」
「疲れが取れる」 
 それもかなりというのだ。
「だからだ」
「疲れたら寝る」
「それが一番いい、ただ」
「ただ?」
「栄養ドリンクを飲んでもな」
 そうしてもというのだ。
「体力は回復する」
「そうなんだね」
「疲れていても寝られない時はな」
「栄養ドリンクだね」
「それを飲むことだ」
「成程ね」
「カフェインもいい」
 つまりお茶やコーヒーもというのだ。
「覚醒してな」
「元気が出るんだね」
「そうだ、だが覚醒剤はな」
「麻薬はだね」
「手を出すとな」
 そうすればというのだ、この時代でも覚醒剤は法律で禁止されている。この時代の覚醒剤は二十世紀のものより遥かに強くなっている。
「破滅するからな」
「あれはそうなるよ」
 ルシエンも述べた。
「僕もそう思うよ」
「そうだな」
「あんなのに手を出したら」
「本当に終わるぞ」
「一回使ったら一週間寝ないで動けるんだよね」
「だが一週間寝ないとどうなる」
「身体ボロボロになるよ」
 ルシエンはすぐに答えた。
「一日徹夜でもかなり悪いっていうのに」
「そうだ、それが一週間になるとな」
 それこそというのだ。
「もうだ」
「身体がボロボロになるね」
「あれはエネルギーを与えていない」
「栄養ドリンクと違ってだね」
「身体の中のエネルギーを引き出している」
 そうした代物だというのだ。
「無理にな」
「だからよくないんだね」
「身体のエネルギーを無理に引き出し続けているとな」
「身体ボロボロになるね」
「しかも強烈な幻覚作用もある」
「余計によくないね」
「身体も心もな」
 タムタムはさらに話した。
「ボロボロになる」
「そうだよね」
「だから手を出すとな」
「もうね」
「破滅する」
「廃人になるよね」
「実際になった人が多い」
 覚醒剤に手を出してだ。
「昔からな」
「そうだよね」
「だから疲れていてもな」
「手を出したら駄目だね」
「昔は死を前にした人が使っていたそうだ」 
 覚醒剤がヒロポンと言われ合法だった国が時代によってあったのだ。
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