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夢幻水滸伝
第百七十話 近付く統一その九

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 芥川は昼食を食べ終えると戦に戻った、それは綾乃も同じで二人はそれぞれの役目を充分担っていた。
 中原も戦の中にいた、彼は砲兵隊に砲撃を行わせつつ言った。
「あと少しです」
「あと少しで、ですね」
「攻撃を続ければ」
「勝てますね」
「いよいよですね」
「そうです、ですから」
 それでというのです。
「攻撃を続けていきましょう」
「そうですね」
「今はですね」
「攻撃を続ける」
「砲撃を」
「はい、敵軍を確実に攻め」
 その砲撃でというのだ。
「倒していきましょう」
「それで、でたいが」
 ここで美鈴が中原に言ってきた。
「おはんはこの戦が終われば」
「どうも軍務からはですね」
「基本離れるたいな」
「はい、商業大臣になって」
 統一された政権でだ。
「そうしてです」
「そこで働いていくたいな」
「そうなるとか」
「そうたいな」
「はい、ですから」
「戦はたいな」
「これからはです」
 この戦が終わればというのだ。
「そうなるたいな」
「そうなるとです」
「声がかかったたいな」
「この戦がはじまる前に」
 連合とのそれがだ。
「その時にです」
「太宰君から言われたたいか」
「はい、そして」
 そのうえでというのだ。
「戦の後はです」
「商業大臣たいか」
「そうなってもらうとです」
 日本が勝ち太平洋と地下世界を統一したならというのだ。
「その様に。既に太宰さんは太平洋と地下世界の星の方にどういった役職に就いてもらうか」
「考えているたいな」
「それで僕はっていいますと」
「商業大臣たいか」
「そちらで、です」
「働いて欲しいとたいか」
「そう言われています」
「成程、私もたい」
 美鈴は中原のその話を聞いて述べた。
「実はたい」
「太宰さんからですね」
「戦の後はとよ」
「役職に就かれて」
「それでたい」
 まさにというのだ。
「政にたい」
「関わっていくことですね」
「そうたい」
 まさにというのだ。
「そう言われているとよ」
「そうですか」
「私は政も出来るたいからな」
「結構得意ですよね」
「九州でもやってきたたいし」
「それで、ですね」
「暫くは戦ばあまりせんで」
 それでというのだ。
「そっちにほぼたい」
「専念ですね」
「して欲しいと言われたとよ」
「戦よりもですね」
「そうたい」
 太宰にそう言われたというのだ。
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