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夢幻水滸伝
第百七十話 近付く統一その七
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「ほんまちょっとでも策が失敗したら」
「その時点でやね」
「負けてたかも知れん」
「そうした戦ばっかりやったね」
「南洋戦からな」 
 まさに最初からというのだ。
「実際にな」
「一歩間違えてたり何か予想外のことがあったら」
「半歩でもや」
 一歩どころかというのだ。
「何かあったらな」
「それでやね」
「負けてたわ」
「そうした戦ばかりやったね」
「正直リーとシェリルちゃんの知力は僕以上や」
 同じ四智星でもというのだ。
「リーは教養で、シェリルちゃんは術の威力でな」
「芥川君以上やね」
「そやった、政治力も僕以上やが戦ではそんな関係ないしな」
「そこは置いておいて」
「あの二人は戦場での戦の経験が然程やなかった」
 芥川程なかったというのだ。
「自分で軍を率いて戦う」
「その経験が少なくて」
「戦場を僕程知らんかった」
 そうだったというのだ。
「二人共な」
「戦術をやね」
「特にな、戦略は互角にしても」
「戦術はどうか」
「戦略が互角やったら」
 それならというのだ。
「その場合はな」
「戦術やね」
「それの優劣が大きいわ」
「それでその戦術でやね」
「僕は二人に勝ってた」
「戦のことを知ってたね」
「戦場はな」
 まさにというのだ。
「そこにどれだけおったか」
「経験やね」
「そのことが大事でな」
 それでというのだ。
「僕は自分でも軍勢を指揮して戦ってたやろ」
「それで自分も戦ってたから」
「戦場のことも知ってる」
 それもよくという言葉だった。
「まさにな」
「それでやね」
「戦術もな」
「リー君とシェリルちゃんより上手やった」
「それで勝った、そして中国とアメリカやが」
 今度はこの二つの勢力の話をした。
「この二つの勢力は神星は六将星やった」
「まさに戦をする星の子達やね」
「中里やアレンカールと同じくな」
 今一騎打ちをしている二人と、というのだ。そうした意味でこの六人は同じ傾向にある者達だと言える。
「そうした連中や」
「戦はほんまに強いね」
「采配と武芸はええけどな」
「策はやね」
「四智星より下や」
「そのことが大きかった」
「そや、けどこの三つの勢力との戦でも」
 芥川はさらに話した。
「地下世界と北極の枢軸の戦でもな」
「薄氷やったね」
「一騎打ちのどれかが負けたり」
「相性のええ相手ばかり選んでぶつけてたけど」
「絶対はないからな」
 戦にはというのだ。
「それで負けてたら」
「戦に影響してて」
「どうなってたかわからん」
「そうなってたね」
「ほんまにな、どの星のモンも体調を整えてて」
 一騎打ちの前にだ、日本の星の者達は皆一騎打ちの前には体調を整えてそれを万全の状態にしてい
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