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夢幻水滸伝
第百七十話 近付く統一その五

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「確かに太平洋と地下世界を統一する戦でな」
「めっちゃ大事な戦やけど」
「ほんまにや」
「通過点やね」
「そうや、それでや」
 まさにというのだ。
「この戦だけやない」
「このことはやね」
「ほんまに意識して」
 そしてというのだ。
「これからもやってくで」
「今話した枢軸との戦もあるし」
「欧州とアラブもあるしな」
「アラブもやね」
「あそこも欧州と一緒で群雄割拠やが」
 それでもというのだ。
「やがて統一される」
「そしてやね」
「一つの勢力になるけどな」
 これがというのだ。
「こっちの敵になる可能性もある」
「それでやね」
「戦もなってもな」
 その時もというのだ。
「ええ様に考えておくころや」
「そういうことやね」
「そやからな」
「戦はまだある」
「そのことをわかっておくことや」
「ほんまにそやね」
 綾乃は芥川の言葉に頷いた。
「そこは」
「そういうことやで」
「うちも戦うことやね」
「それも決定的な戦力の一つとしてな」
 その立場でというのだ。
「頼むで」
「ほなね」
「さて、それでな」
 芥川はあらためて言った。
「これからやが」
「この戦のことやね」
「飯食ったらな」
「あらためてやね」
「今は大蛇が攻撃してるが」
「うちもやね」
「そうしてもらうで」
 こう綾乃に言った。
「よろしゅうな」
「わかってるで、お握り食べたら」
 今も両手に持って三角の端から少しずつ食べている。
「その後は」
「綾乃ちゃんもな」
「術を使って攻撃するわ」
「そういうことでな」
「ほんまに星の子がおるとちゃうね」
「レベル自体ちゃうしな」
 芥川もお握りを右手に持って食べつつ言う。
「この世界に元からおるモンは高くて四十位や」
「それでうち等は人の星の子で全員百八十台で」
「地やと二百十、天やと二百四十でな」
「神星やと三百超えてるから」
「もう強さが全くちゃう」
「それが大きいわ」
「しかもレベル百五十を超えると」
 そこまで強くなればというのだ。
「殻を破ったみたいに能力全体が飛躍的に上がる」
「覚醒したみたいに」
「そやからな」
「星の子がおるとちゃうね」
「そや、人の星のモン一人ででこの世界のモン一万に匹敵する」
 そこまでの違いがあるというのだ。
「しかもや」
「さらにやね」
「神具がある」
 星の者達が持っているこれの力もあるというのだ。
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