暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第百七十話 近付く統一その四

[8]前話 [2]次話
「その力は絶大やしな」
「戦でもやね」
「枢軸はあっという間にロシアとインドを統一したやろ」
 芥川はこのことを鋭い目で話した。
「それでかなり強権的にしても万全に治めてる」
「それが何故出来てるか」
「あそこはその三極星が二人おるからや」
「エカチェリーナちゃんとタゴール君やね」
「あの二人がおるからな」
「戦で圧倒的な強さで勝って」
 綾乃もこのことは聞いている、二人はこの世界に来てすぐに結婚という形で一つの勢力となりターリヤの補佐を受けて覇道を歩んだのだ。
「それでやったね」
「今の統治もやけどな」
「力が大きいね」
「実際力は必要やしな」
 政にはというのだ。
「おかしな奴の反乱やテロを防いでな」
「見せて怖気付かせて実際に起こったら鎮圧する」
「その為に必要やし治安にもな」 
 これにもというのだ。
「やっぱりや」
「必要やね」
「そや、それで僕等もしっかり軍隊を持ってな」
「うちを最高司令官として」
 国家元首である為にそうしているのだ。
「指揮系統もしっかりしてるんやね」
「そうしてるんや、ちゃんと動く為にな」
「いざっていう時に」
「確かな武力が的確に動く」
 このことがというのだ。
「国を治める為に必要や」
「力もないとあかんね」
「人もある程度体力や腕力がないと話にならんやろ」
「歩いたりものを持てんと」
「そういうことや、何があるかわからん場所で丸腰でおってもな」 
 このこともというのだ。
「あかんわ、サバンナで銃も持たんで一人でおったら」
「ほんま危ないわ」
「こっちの世界やったら余計や」
 起きた世界でもそうであるがというのだ。
「ライオンや豹以外にモンスターもおる」
「そやからやね」
「武器を持っとかんとな」
「あかんね」
「国もそうで訳のわからん奴から国や民を守る為にも」
「力も必要やね」
「それを制御する法もな、それでな」
 芥川はさらに話した。
「あの二人はや」
「その力があるんやね」
「戦でもな」
 まさにというのだ。
「無類の強さでや」
「あの広大な地域をすぐに統一したさかい」
「勿論他の星のモンの力もあったけどな」
「それでもやね」
「あの二人が戦って」
 そしてだったのだ。
「あっという間に統一したやろ」
「三極星の力がやね」
「それを見たらわかるやろ」
「それでうちもやね」
「戦の時はな」
「出陣して」
「それで戦ってもらうで」
「わかったで」
 綾乃は芥川に微笑んで答えた。
「そうさせてもらうわ」
「そういうことでな」
「ほなね」
「戦はこの戦で終わりやないからな」
「今の戦は通過点やね」
「そや」 
 まさにというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ