第一話 底のない絶望その一
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はそうしたことには疎い。だからそうした経験もない。
だが彼は親友のことを気遣いだ。親身になって彼に話すのだった。
「ですがそれでもです」
「慎重にいくべきなんだね」
「遠井君のお友達。同じクラスのですね」
「うん、その連中は僕にすぐに告白すべきだって言うんだ」
このことをだ。真人に話すのだった。
「すぐにでもってね」
「そうですか。その野田さんというのは」
「僕と同じクラスの娘だよ」
それがそのだ。彼をいつも見ている娘だというのだ。
「吹奏楽部のね。素子っていうんだ」
「野田素子さんですか」
「どんな娘か知ってるかな」
「いえ、知らないです」
真人は首を残念そうに横に振ってから答えた。
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