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新オズのオジョ
第十一幕その八

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「項羽さんなら」
「そうだろ」
「坊やはそう思うな」
「はい」
 魯智深さんと武松さんに答えます。
「あの人とも何時かお会いしたいですし」
「まあそこは機会があればだな」
 魯智深さんは神宝に笑顔で答えました。
「本当に」
「そうですね」
「ああ、じゃあ後でまた会おうな」 
 最後にこう言ってでした、魯智深さんと武松さんはお二人の席に戻って飲み食いを再開してその後で、でした。 
 お店を後にしました、そしてです。
 オズマ達も飲んで食べることを再開して中華料理とお茶それにお酒を満喫しました。その後で外に出ますと。
 爆竹が鳴らされて何人もの人達が動かしている龍が舞っていて京劇が上演されていて色々な催しが行われていました、皆でその中を巡って楽しんでいますと。
 皆の前に昔の中国の服それもかなり立派なものを着た大人の男にしては小さくアジア系で色黒の人が出てきました、そうしてオズマに一礼して言ってきました。
「お久しぶりです」
「こちらこそ」
 オズマはその人ににこりと笑って応えました。
「お元気そうで何よりだわ」
「この通りです」
「お元気ね」
「皆そうです」
「さっきお店で魯智深さんと武松さんにお会いしたわ」
「左様ですか」
「ええ、お二人もね」
 その人に笑顔でお話します。
「お元気だったわ」
「それは何よりです」
「本当にそうよね」
「関羽殿や玄奘殿達までご一緒で」
 その人は神宝達も見て言います。
「この子達が噂の」
「オズの名誉市民の子達よ」
「左様ですね」
「ええ、宜しくね」
「はじめまして」
 その人は神宝達にも笑顔で挨拶をしました。
「梁山泊の首領の第一位、宋江だよ」
「貴方が宋江さんですか」
「そう、今はここにいてね」
 このオズの国にとです、宋江さんは神宝に笑顔でお話しました。
「そうしてだよ」
「暮らしておられますね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「楽しくね」
「そうなんですね」
「こちらの梁山泊では皆でそしてオズの国の皆と遊んで」
 そうしてというのです。
「そしてね」
「そのうえで、ですね」
「暮らしているよ、毎日ね」
「そうされていますか」
「梁山泊はもう全体がテーマパークになっていて」
 それでというのです。
「とても賑やかだからね」
「だからですね」
「君達も来てくれたら」
 その時はというのです。
「楽しくね」
「過ごせますね」
「だから何時でもいいからね」
「来ていいんですね」
「そうだよ」
「まあ多少やんちゃ者がいますが」
 畏まった服装と物腰の人が出て来ました、服は見れば中国の昔の学者さんのものでとても理知的な顔立ちです。
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