暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
最終章:無限の可能性
第266話「再会の王達」
[5/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
薄する。
 規模の大きい攻撃を誘った上で、それらの攻撃を目晦ましに使っているのだ。

「ぐっ……!?」

「はぁっ!」

 優輝が掌底を当て、“天使”を怯ませる。
 そして変装魔法と転移魔法をその“天使”に使い、極光の嵐に突っ込む。

「ぁああああああああああああっ!?」

「……二人目!」

 理力を使った変装魔法のためか、その“天使”は優輝に見間違えられた。
 あっという間に集中砲火を受け、あっさりとその“領域”が破壊される。
 
「(すぐ気づかれたとしても、その時点で攻撃を放っていればこっちのものだ。乱戦状態を生かして、同士討ちをさせる……!そして……!)」

 敢えて乱戦のような状況にする事で、同士討ちを狙う。
 単純な流れ弾では大したダメージにならないが、優輝の変身魔法で騙すことで、“流れ弾”ではなくれっきとした“攻撃”となり、ダメージを蓄積させていた。

「がはっ……!?」

「(攻撃の嵐を駆け抜けるのは、僕らの得意分野だ……!)」

 飛び交う極光を滑るように避けながら、一人、また一人とカウンターを決める。
 それはオリヴィエやクラウスも同じで、余波でダメージを負いつつも肉薄していた。

「せぇえいっ!!」

「はぁっ!」

 さらに、四人が反撃する相手は全て同じ相手だ。
 “領域”を砕くために、集中攻撃をしていたのだ。

「邪魔だ!」

「く、ぁっ!?」

「はぁっ!」

「ふっ!」

「シッ!」

 優輝が他の“天使”を変身魔法を掛けつつ投げ飛ばし、緋雪が強烈な一撃を狙った“天使”に叩き込む。
 そんな緋雪の隙を埋めるように、オリヴィエとクラウスが連撃を浴びせる。
 乱戦になってもなお、確実に仕留めていくスタイルに、敵も数を減らしていく。

「ッッ……嘗めるな!!」

 その時、痺れを切らした神々が、無理矢理理力で優輝達を叩き落す。

「ぐっ……!?」

「これは……!」

 オリヴィエとクラウスが苦悶の声を漏らしつつ、叩きつけられた地面に膝をつく。

「ぬぎぎぎぎ………!一人だけじゃなくて、複数の神で押さえつけてるよこれ!」

 さしもの優輝と緋雪も、神一人ならともかく、複数の神に押さえつけられるのには抗えず、その場に縫い付けられていた。

「く、はは……手間取らせてくれましたね……!」

「これで、終わりだ!」

 “天使”達が一斉に極光を放ってくる。
 先程までと違い、躱す事も出来ない状態だ。
 そして、防御できるほと低い威力でもない。

「“意志”があれば、耐え抜く事も可能だ」

「ムート……?」

「何か、策が……?」

 そんな中、優輝は落ち着いていた。
 緋雪も、そんな優
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ