第109話
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」
(というか、リウイ陛下達まで一緒に露天風呂に入ったら、何気にメンフィルの最高クラスのVIPばかりが集まるというとんでもない状況になる気がするのですが……)
エヴリーヌの提案にレンが同意している中、思わずその光景を思い浮かべたツーヤは冷や汗をかいて苦笑していた。
「それにしても……こうして改めて見ると、わたくし達―――いえ、リィンさんの周りの女性はスタイルが素晴らしい人達ばかりよね。」
「……言われてみればそうですね。しかもZ組も一部を除けば、年齢にしては胸が大き過ぎる部類の女性の比率が高かったですね。」
「え、えっと……ドロテア先輩と比べれば、私達の胸なんて小さいですよ?」
「イングリット……比べる相手自体を間違っているわよ。」
「それにその言葉、アンタ達以下のスタイルのあたしにも喧嘩を売っていますよ?」
「お、落ち着いて、リシテア。リシテアはあたし達より年下なんだから、まだまだ成長する可能性は残っているじゃない。」
「フフ、リシテアさんもそうですが、アルフィン殿下達の成長はこれからなのですから、焦る必要はないと思いますよ。」
周囲の女性達を見回したアルフィンの感想に同意したアルティナはジト目になり、アルフィンの感想を聞いて困惑の表情で答えたイングリットの答えを聞いたエーデルガルトは呆れ、顔に青筋を立ててイングリットを睨むリシテアをアメリアは諫めようとし、ステラは苦笑しながら指摘した。
「……私達の成長の可能性はともかく、セレーネは明らかに反則的なスタイルよね。」
「はい……兄様から成長した姿のセレーネの写真を送られた時は、最初裏切られた気分でした……」
「え、えっと……」
それぞれジト目で見つめてきたエリゼとエリスに対してどう返せばいいかわからなかったセレーネは言葉を濁し
「セレーネで思い出したけど、ツーヤとミントも胸が大きいよね。もしかしてツーヤ達みたいなタイプの竜は、成長したらみんな胸が大きくなるのかな?」
「エ、エヴリーヌお姉様……」
「そ、そう言われてもあたし達がいた世界の女性の竜の成長した姿の統計とかありませんから、そんなのわかりませんよ……」
エヴリーヌの疑問を聞いたプリネが冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ツーヤは疲れた表情で答えた。
「うふふ、セレーネに限らず、リィンお兄さんのハーレムメンバーは胸が大きいレディーの比率が高いわよね♪」
「言われてみればそうですね…………それを考えると、リィン君も”男の子”ですよね♪」
「ふふっ、参考までに是非ともベルフェゴールさん達には美容やスタイルがよくなる秘訣を聞きたいものですわね♪」
小悪魔な笑みを浮かべたレンの言葉にドロテアはからか
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