第109話
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方々と共に黒幕を倒す事に協力した一番の理由は”運命の再会”を果たしたプリネ皇女殿下と”剣聖”カシウス・ブライト卿のご子息に対する性別を超えた”愛”だと……」
「…………………どうやら次に放蕩皇子達を阻む時は、その口の軽さと愚かさを思い知らせる方がよさそうだな。」
クルトの答えを聞いたリィン達がそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中少しの間黙り込んでいたレーヴェは目を細めて静かなる闘気を纏って呟き、レーヴェの様子を見たリィン達は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「フッ……あの”神速”の戦友だけあって、騒がしい者達ばかりだ。」
リィン達の様子を見守っていたバルディエルは静かな笑みを浮かべていた。
そしてリィン達男性陣がそれぞれ露天風呂を堪能し終えると、女性陣の番になり、女性達はそれぞれ温泉に浸かっていた。
〜2時間後〜
「フウ……鳳翼館の露天風呂は久しぶりだけど……いつ入っても、相変わらず気持ちいいわね……」
「はい……それにまた姫様達と一緒に入る事ができて本当によかったです……」
「ふふっ、しかも以前と違って、今回はミルディーヌやアルティナさんも一緒だものね。」
「うふふ、エリス先輩からユミル名物の露天風呂は何度か伺っていましたが……こうして、姫様や先輩達と共に浸かる事ができて光栄ですわ♪惜しむらくはこの場にリィン少将がいない点ですが♪」
「幾ら不埒なリィンさんでもさすがに一人で女性ばかりが浸かっているこの場に現れる度胸はないかと。」
(ア、アハハ……度胸ではないですけど、実は一度だけ女性ばかりが露天風呂に入っている状況にお兄様が突撃してきたなんて事実、言えませんわね……)
気持ちよさそうに露天風呂に入っているエリゼの感想に頷いたエリスはアルフィン達を見回し、アルフィンはミュゼやアルティナに微笑み、アルフィンと微笑み合った後意味ありげな笑みを浮かべたミュゼの発言にエリゼ達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アルティナはジト目で指摘し、かつての出来事を思い返したセレーネは冷や汗をかいて苦笑していた。
「ふう……身に染みますね……」
「ええ……戦場続きによる疲労が取れていくようにも感じますね……」
「こうして実際に体験してみると、山郷にありながらも、ユミルがエレボニア帝国の観光名所として有名だったのもわかるわね……」
「はい……例え交通の便が悪くても何度でも入りたくなりますよね、ユミルのこの露天風呂は……」
「しかもエリゼちゃんの話によると美容にもいいそうだから、気持ちよくなれる上綺麗にもなるから、リィン君達のお母さんがリィン君達程の大きな子供がいながらもなお、あんなに綺麗なのも頷ける話よね♪」
「
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